すごく久しぶりの更新になってしまいました。書き慣れないとなかなか継続的に記事を書き続けるのは難しいものですね。 今回は仕事のことではなく(とはいっても関連しているのですが)、映画を観た感想を残そうと思って言葉を綴っています。(ネタバレを含むのでご了承ください) 観た映画は『アディクトを待ちながら』です。X(旧Twitter)で見つけて、たまたま日程が空いてて、行った日がたまたま舞台挨拶のある日で…などいろいろなタイミングが重なって、良い時間を過ごすことができました。 大雑
目の前で起こっている現象の背景を考える前回から繋がる話です。 心の病気や障害は目に見えないものです。だから、心の悩みや病気、障害を抱える人に関わる時、つい「病気だから」「障害だから」とその人が表出している現象面だけを捉えてしまいがちです。その現象の背景には、それぞれの心理・心情があります。目の前の現象の裏に何があるのか、これを見ることはとても大切だと思います。 体の病気に置き換えて考えてみると分かりやすいかもしれません。例えば「熱が38度ある」「体がだるい」「咳が止まらない
その人の目線や心情をくみ取る「人は正しく理解されて、初めて心は動き始める」という言葉があります。これは私の師である精神科医の高橋和巳先生から教わった言葉です。私は仕事をする上で、この言葉をいつも心の真ん中においています。カウンセリングでも相談業務でも、相手がクライアントであっても支援者であっても、「その人はなぜその話(相談)をしているのか?」と相手の側に立って話を聴くように心がけています。 「正しく理解する」と表現してしまうと、心には何か“正解”のようなものがあって、それを
初めてのnote はじめまして。中村聡太郎です。 初めてnoteに記事を書きます。それどころか、もしかしたら自分のことをこうやって言葉にして綴っていくのも初めてかもしれません。 真っ白な画面の上に「さあ、何でもいいから書いてごらん」と言われると、少し戸惑いを感じます。 言葉で話すのは苦ではなく、むしろとても得意だし、人前で話すこともあまり緊張しません。それを生業にしているので当然と言えば当然ですが…。 しかし、文字にして綴っていくというのは(自由に修正ができるとは言え)とて