見出し画像

ハーグ歴史博物館/ブレディウス美術館 オランダ/ハーグ ~旅行ガイドに載らない隠れた名館2件

※ 訪問記は2017年10月の情報です。他、歴史博物館は2014年、2009年にも訪問。

ハーグ歴史博物館 Haags Historisch Museum

Haags Historisch Museum 公式サイト

マウリッツハイスの斜め向かいにあります。建物の外観も非常に良く似ています。3階建ての小さな博物館。常設は1Fのみ。2009年と2014年以降では展示構成が変わっていました。ヤン・デ・ウィットの舌と指のミイラは相変わらず置いてあります。2017年には模型に変わっていました。

収蔵品データベースもあります。公式サイトはあまり外国人に需要がないのか蘭語のみですが、コレクションのページは4か国語対応です。

2009年時点の展示。


17世紀に関する常設展示は1階の4部屋です。

  • 反乱 八十年戦争全体

  • 共和国初期 マウリッツとオルデンバルネフェルトの対立についてのモニタービデオ有(蘭・英)

  • 黄金時代 文化・経済について

  • 17世紀中葉 ヤン・デ・ウィットについてのモニタービデオ有(蘭・英)

Jan van Goyen (1650-51) 南東からのハーグ眺望 In Wikimedia Commons

2014年時点の展示。2017年もほぼ同様。


17世紀に関する常設展示は1階の2部屋に減っていました。

  • ハーグの風景 16世紀から現代まで。目玉は、壁一面のホイエンのハーグ眺望(1650-1651)。

  • 共和国 オルデンバルネフェルト、デ・ウィット、ホイヘンス、カッツなど政治家たちがメイン。オランイェ関係はフレデリク=ヘンドリク以降。

  • ハーグ派 中世が2点、ほかはすべて近代

  • ナチス占領期

Dutch School (ca. 1625) ホフフェイファー In Wikimedia Commons

Anonymous (1631) In Wikimedia Commons カメの甲羅に描かれた騎馬肖像画


ブレディウス美術館 Museum Bredius

Bredius Museum 公式サイト

歴史博物館の斜め向かいにある絵画メインの美術館。その名の通り、美術収集家のブレディウスの個人コレクションからなります。コレクションデータベースあり。

17世紀後半の風俗画・風景画・静物画がメインです。肖像画は歴史人物ではなく市井の人々のものがほとんど。

戦闘画も数点あります。


アクセス

日本ではマウリッツハイスばかり取り上げられますが、いずれもすぐ目と鼻の先なので、マウリッツハイスのついでにぜひ訪れて欲しいスポットです。

  • ハーグ歴史博物館

  • 監獄博物館/ウィレム五世ギャラリー

  • ブレディウス美術館

これらホフフェイファー沿いの複数の博物館の共通チケットもあります。 ハーグ中央駅から500-600mほど。歩いても10分くらいです。いちおうトラム17番に乗っても良いようです。ビネンホフ、マウリッツハイス美術館と近接しています。

サポートいただいた費用は、おもに本館『金獅子亭』サーバ・ドメイン維持管理費用や、関連書籍の購入に充当いたします。