セントラールミュージアム Centraal Museum オランダ/ユトレヒト ~あのウサギだけじゃない、広大な敷地と幅広いコレクション
Centraal Museum公式サイト
日本では別館の「ディック・ブルーナ・ハウス」が有名な、ユトレヒトの博物館本館です。「ディック・ブルーナ・ハウス」のすぐ向かいですが、残念ながらこれといった目玉展示品(レンブラントとかフェルメールとかの有名作品)はないので、日本人観光客は素通りかもしれません。地味なゴッホとかも一応あるんですけどね…。 中世から現代アートまで所蔵品の種類も幅広く、また、展示スペースもかなり広いので、ピンポイントで見たいものや特別展にしぼったほうが良いかもしれません。十七世紀の絵画では、ホントホルストが多かったように思います。
Willem van Honthorst (1643) ディアナに扮したオランイェ公女ルイーズ=ヘンリエッテ In Wikimedia Commons
午前中の常設展示室はあまり他の観光客も居ないので、暇な学芸員さんにつかまったりもします。管理人が訪れたときは、「八十年戦争に興味がある」というと、下の絵について随分と説明してくれました。「眠るマルス」、この博物館のマスターピースのひとつです。ドールハウスについてもけっこうおすすめされました。
Hendrick ter Brugghen (1629) 「眠るマルス」In Wikimedia Commons
その他いくつか良い感じの収蔵品を。
公式サイトでは全所蔵品と文献の検索もできます。サイトの使い方の動画も。
アクセス
ユトレヒト中央駅から約600m。天気が悪くなければ徒歩でも20分くらいです(むしろ駅を抜けるほうが長い)。最短距離よりはほんのちょっと遠回りですが、ドム広場などを経由して行ってもいいかも。駅前の大通りを南下するよりも、いったん旧市街に入り運河沿いを散策しながらのほうがおすすめです。 公式HPには中央駅からバス2番とも書いてあります。循環バスみたいです。
こちらあのウサギ。著作権対策か、リンクにサムネイル表示されないですね。
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