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控訴しました - 平和の森公園発泡スチロール訴訟

一審敗訴

2021年4月9日に判決が言い渡され、敗訴しました。

・事件番号 令和元年(行ウ)第432号
・判決言渡期日 2021年4月9日(金)13:25
・場所 東京地方裁判所 803号法廷(8階)

判決書はこちらからダウンロードできます。内容に関しては、中野非公式さんの解説をごらんください。

控訴

さて、この判決は納得できません。そこで、2021年4月22日の昼前に、東京地裁に出向いて控訴状を提出してきました。

・仮の事件番号 令和3年(行ヌ)第67号

(この事件番号は、高裁が正式の事件番号をつけ、口頭弁論の期日を決めるまでの仮のものです。)

控訴状を提出してからおよそ50日以内に控訴人(原告)は「控訴理由書」を提出します。その後、被控訴人(被告)が「控訴答弁書」を提出し、高裁での第1回口頭弁論期日を迎えることになります。なお、高裁では口頭弁論1回だけで結審するのが普通です。

そういうことですので、東京高裁での口頭弁論期日が決まりましたら、このノートのマガジンあるいは Twitter @orangkucing でお知らせします。どうぞお楽しみに。

おまけ: 公園緑地課長による中野区議会建設委員会での報告

控訴した日(4月22日)には、13時から中野区議会建設委員会が開かれました。

(参考:建設委員会のメンバーは、加藤(自)、日野、久保(公)、河合、杉山(立)、来住(共)、竹村(N国)、小宮山(無所属)。高橋かずちか(自)は欠席)

中野区議会では、区長を被告とする裁判の判決については、関連する委員会と総務委員会で報告があります。本件の判決は、建設委員会で林公園緑地課長が資料を読み上げて報告しました。

加藤委員(自): 本件ブロックが東京都の材質指定書にあるものだということなんですが、酸素指数26未満の材料を使ったということですか。
林課長: えーとおー、こちらのブロックにつきましては26以上でございます
加藤委員(自): じゃあ、この原告の方が言っている主張自体がなんかおかしい内容だという判決なんですね。
林課長: 委員のおっしゃるとおりでございます。 

なお、中野区監査委員の不作為を裁判所が認めたことに関して、林課長は報告中でまったく触れませんでした。

4/28 追記

建設委員会で林課長が「酸素指数26以上でございます」と答弁したので、その根拠(材質証明書)を情報公開請求してみました。ただし、同じ文書を何度も開示されてはコピー代が掛かるので、原告または被告が裁判所に提出済みのものは改めて開示しなくてよい、としました。

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すると、文書は不存在。つまり、林課長は、裁判で既に提出されている文書だけで「26以上でございます」と断言しているということになりますね。

資料

(下に表が表示されない場合はリロードしてください)

5/13 追記

5月13日の13時から中野区議会総務委員会が開かれ、本件の判決について、尾関法務担当課長が資料を読み上げることすらせずに、「お手元の資料の通りでございます」という風に報告しました。

(参考:総務委員会のメンバーは、内川、大内(自)、白井、小林(公)、山本、酒井(立)、浦野(共)、内野(都F)、立石(無所属))

今回は何も質問が出ませんでした。

6/11 追記

控訴理由書を提出しました。控訴理由書は、控訴審の第1回口頭弁論で陳述されますので、そのときに公開します。(10/16追記控訴理由書を公開しました。)

正式の事件番号がつきました。

・事件番号 令和3年(行コ)第121号
・期日 裁判所より追って指定
・担当部 東京高等裁判所第9民事部

7/5 追記

第1回口頭弁論期日が決まりました。

・事件番号 令和3年(行コ)第121号
・期日 2021年10月18日(月) 14:00-
・場所 東京高等裁判所 809号法廷(8階)
・担当部 東京高等裁判所第9民事部A2係

7/28 追記

7月28日の13時から中野区議会総務委員会が開かれ、本件の控訴について、尾関法務担当課長が資料を読み上げることすらせずに、「お手元の資料の通りでございます」という風に報告しました。

(参考:総務委員会のメンバーは、大内、若林(自)、平山、日野(公)、ひやま、中村(立)、長沢(共)、内野(都ファ)、立石(無))

今回も何も質問が出ませんでした。

7/30 追記

7月30日の13時から中野区議会建設委員会が開かれ、本件の控訴について、林 公園緑地課長がうわずった声でメモを読み上げて報告しました。『原告の主張の「難燃でも不燃でもないものを埋めたから損害賠償せよ」に対し、判決は「債務の本旨に従った履行であるから違法ではない」というものでございました』というふうに事案が説明されました。

(参考:建設委員会のメンバーは、市川(自)、木村(公)、酒井、斉藤(立)、小杉(共)、渡辺(都ファ)、吉田(無))

今回も何も質問が出ませんでした。

控訴以来の時系列を下にまとめました。


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orangkucing
平和の森公園発泡スチロール訴訟(あるいは中野区立中学校教科書選定調査委員会の体験記)に関するお問い合わせは heiwanomori@mewpro.cc へどうぞ