【ヒッチハイク】ヒッチハイクで大阪から東京に行った話③
前回の話↓
①静岡観光
3日目の朝、僕たちはYさんに教わった静岡の観光地に行く事にしました。
まず初めに向かったのは清水港。静岡駅から電車で3駅行った所にある有名な港です。清水イスパルスやちびまる子ちゃんの町として知っている人も多いと思います。
静岡駅からJRに乗り清水まで。初めての東海地方を噛み締めながら清水港に向かいます。駅から3分ほど歩くと清水港に到着しました!
清水港に到着し、視界いっぱいに富士山が広がった時の事を僕は一生忘れないと思います。
今まで見てきた山とは比べられないほどの厳かな雰囲気。これまでの悪天候が嘘のような空模様と綺麗な海。そして、頂上の白い雪。美しい以外の言葉が出ませんでした。
この旅の一番の思い出は?と聞かれたら間違いなくここでの事を話します。それぐらい価値のあるものでした。
富士山をじっくり眺めた後、清水港の食堂に桜エビを食べに行きました。駿河湾でしか食べることのできない桜エビ。旬を静岡口いっぱいに感じることができとてもよかったです。
食事が終わった後水上バスで世界遺産の三保の松原に向かい松原から富士山を見ました。残念ながらこの時は空が曇ってきてしまい綺麗な富士山を見ることができませんでした😭
1時間ほど2人でぶらぶら探索したのち、バスを使い清水駅まで帰りそこからJR静岡駅に帰ってきました。ここから3日目のヒッチハイクを始めようかと思ったのですが、サウナ好きのIが近くにあるサウナ「しきじ」に行ってみたいと言ったのでそちらに行ってみることに。どうやらサウナ好きには有名なところのようです。
静岡駅からバスで20分。サウナ「しきじ」に到着。ここの薬用サウナと富士山の湧き水の水風呂のコンボが最高に整うんだとか。中に入るとびっくり!どうやらここの水風呂は飲むことも持ち帰ることも可能なようです。富士山の水はミネラルが豊富で良いようもたっぷりなのだとか。
薬用サウナと水風呂のコンボですっかり整った後、美味しい水を頂きしきじを後にしました。
静岡市に行かれる方はぜひ行ってみてください。本当にいいサウナです👍
サウナで整った僕らは東京に向けて再びヒッチハイクを始めました!
②静岡インター→富士川SA
ここまで見てくださっている勘のいい方ならなんとなくお気づきかもしれませんが、ヒッチハイクは下道で行うとかなり時間がかかります。SAは大体20分ほどで行けますが、下道は1時間以上はかかります。例に漏れずここ静岡市から高速に乗る時もかなりの時間を要しました。
高速に乗るためにインターの近くで2人でボードを掲げお願いしていましたが、全く感触が掴めず😰夕方5時から始めたのですが、気がついたら辺りが暗くなってきました。現状を打破するために近くのガソリンスタンドやコンビニに止まっている方に直接交渉してみるも時間が過ぎるばかり。諦めかけたその時。富士川まで帰るサラリーマンの方に乗せていただきました!この時は本当に嬉しかったです。
静岡から富士川まで40分ほどかけて到着した後お父さんと別れ次の方を探しました。
③富士川SA→海老名SA
富士川に着いた頃には20時をすぎていたので東京行きの車もすっかり少なくなっていました。
ここからは一人一人との交渉が進路を大きく左右してくる。そう思った僕らは別々に交渉を始めることにしました。一人でも多くの人に話をするため動いていると20分ほどして千葉県のカップルの方に乗せていただけました!
観光の帰りに僕らを見かけたので海老名まで乗せてくださるとこの事。そこから1時間半ほどかけ海老名まで送ってくださりました!昔、バンドをしていた方のようで車内で音楽の話が盛り上がってとても楽しかったです。
④海老名SA→上野駅(東京)
夜10時を回った頃海老名に到着した僕らは思い切った決断を下すことにしました。
「今日中に東京に到着しよう」
海老名SAは東京の近くで車が多いとはいえ夜も遅いです。本当に東京まで行けるのか?不安もありましたがとにかくやってみることにしました!
駐車場に泊まっていて、かつ東京ナンバーの車を端から端まで全て声をかけていきました。するとお上品なお兄さんとお姉さんが乗せてくださることに!
車内ではお兄さんとお姉さんのとてもお上品な話し方に圧倒されながらも、これまでの旅の話をするとで和気あいあいとした雰囲気になりとても楽しかったです!
そして、気がつけば車は首都高まで到着していました。
首都高の曲がりくねった道を爆速で走りながらテレビや動画でしか見たことのない建物を見ている僕たちのテンションは、まるで遊園地のジェットコースターに乗った子供のように興奮していました。いつまでもこの時間が続いて欲しい。もっとこの夜を感じていたい。ですが、首都高と夜は長くはありません。あっという間にゴールである上野の駅に到着しました。
お兄さんとお姉さん感謝を伝え、終電の環状線に飛び乗り、新宿に向かいました。
人生初の東京。日本のどの都市よりも大きく、煌びやかな街。東京
3日目の晩ついに東京に到着しました。