ワクチン関連疾患の病態生理~免疫複合体病について~

この記事はBea;champ講習会で紹介された内容を纏めたものになります。
こちらからMitNak氏及びBea:champについてリンク先へ飛べるので是非お立ち寄り下さい。

先ず結論

全てのワクチンが引き起こす疾患は、免疫複合体疾患である。

ワクチンによって作られた免疫複合体(IC)がその後組織沈着し、補体活性化による組織傷害=Ⅲ型アレルギーを引き起こす。


ワクチン接種の目的

本題に入る前に、まずワクチン接種の目的を理解する必要がある。
我々は病の原因が微生物にあると考え、それに対して作られた抗体を確認することで、「予防」されたと解釈する。

抗原が侵入して作られた抗体は時間が経つと少なくなる。しかし抗原が2回目に侵入した時は抗体が速やかに大量に作られる。これが二次応答。ワクチンは人工的に一次応答を経験させ抗原侵入時に即二次応答させる。

ワクチン接種後「中和抗体価が下がった」と騒いでいる人が見られるが、身体は必要無い反応は起こさないのでそれで良い。本来ワクチンは一次応答を経験させるものであり、免疫記憶が目的なはずである。

さて、ワクチンの目的が人工的に強力に「抗原抗体反応」を起こす事が分かった所で、話を本題に戻そう。

抗原抗体反応

抗原抗体反応とは抗原と抗体間に起こる結合のことである。繰り返しになるが、ワクチンの目的は抗原抗体反応を起こす事である。抗原と抗体が合体するとどうなるか。
ワクチンがやりたい事は正にこの複合体を作る反応を誘導する事である。

抗原と抗体が結合する→免疫複合体

免疫複合体がその後何をするか。
Ⅲ型アレルギー



補体とは

さて、ここで抗体とセットで働く「補体」について言及する。

・1901年 抗原抗体複合体が血清中の物質と結合する事を発見した事から始まる。

・補体が活性化する3つの経路
1.古典経路ー(IgG/IgMで活性化)
2.代替経路ー細菌のLPSで活性化
3.レクチン経路ー微生物の糖鎖から活性化

・様々な生物現象の惹起
好中球を炎症部位へ遊走、免疫複合体に貪食細胞を結合促進、補体の受容体を持つ細胞を凝集、抗体結合細胞を破壊(ADCC:抗体依存性細胞傷害)


ざっくり言えば抗体のサポート役である。

免疫複合体の病理

・免疫複合体が血中を循環すると糸球体腎炎、多発性動脈炎、蕁麻疹、関節痛、関節炎などを起こす=「血清病」の状態になる。

・抗ウイルス抗体量に重症度が相関。

・免疫複合体を起因として誘導される補体によって
「血管の透過性」:血管壁が薄くなって循環系に異物が侵入
「平滑筋の収縮」:内臓の不随意筋が硬直
「多核、単核白血球の引き寄せ」:組織傷害の亢進

・他にも血液凝固因子の活性化、フィブリンの沈着ect.

この件が何故ワクチンに繋がるか

Ⅲ型アレルギーとは、抗原と抗体が結合した免疫複合体の沈着によって引き起こされる補体による組織障害である。

ワクチンが意図している「中和抗体の産生」は体内に循環性免疫複合体(CIC)を蓄積させる。

ワクチンで産生された免疫複合体が組織沈着し、そこへ補体が殺到すれば組織傷害が起こる。


私の主張:ワクチン接種後に引き起こされる疾患は免疫複合体疾患である。
白血球は自律神経によって制御されている。自律神経を考慮しない免疫学など机上の空論である。


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