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【2024.09.09】「○○すべき」という考え方

この仕事をしていると、
「人を導く」という意識が先に立ってしまって
子どもとの関係や、ひいては大人との関係すらも
悪くなってしまうことがあります。
そうならないように、自分が苦しくならないように、
気をつけたいことのつぶやきです。

「△△なときは○○すべき」とか
「△△な立場なら○○すべき」
とかいう「べき論」を、
自分だけでなく他人にまで当てはめようとするのは
いかがなものか、と思います。
相手には相手の事情や考えがあって
そうしているのかもしれない。
それを全く無視して自分の考えを押しつけるのは
自己中心的すぎまいか、と。

生徒を指導するときに、正確には「指導」になる前に
必ず聞くようにしてるのは
「何か事情があったんか?」
「何か考えがあったんか?」
ということ。
その「事情」や「考え」が真っ当でないものなら
そこから「指導」になればいいと思うんですが、
正当な事情や考えがある相手を、
それらを無視して頭ごなしに咎めたところで
相手は受け入れられないよなぁと。

自分のなかにある「べき論」から
外れた行動をする相手に対して、
自分の「べき論」というものさししかなければ
それから外れた相手は
怒りの対象になるでしょう。
しかし、ん?となったそのときに
「何か事情があったのかもしれない」
「何か考えがあったのかもしれない」
と思ってみることで冷静になり、
他人にイライラすることは
かなり減るんじゃないかなぁと思います。

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