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自分のコントロールを取り戻す事について
生きていると周りに振り回されることが多いですが、自分のコントロールをどのように戻せるか、についてよく考えています。
昔、読んだ斉藤一人さんの本に「人の機嫌を取らず、自分の機嫌を取ると良い」という事が書いてありましたが、まずは自分の機嫌を取ることが、自分のコントロールを取り戻す第一歩かと思います。
具体的には、
・自分の機嫌は(周りに関わらず)自分できちんと取る事を意識する
・他人の機嫌が悪い場合は、機嫌を直そうとしない(人の機嫌はとらない)
・機嫌が悪い人には巻き込まれない
という感じですかね。
自分の機嫌を取るためには、楽しい事に触れる時間を増やしたり、美味しいものを食べたり、楽しい人と一緒にいるという作戦がありますね。楽しいことは人によって違うと思うので、色々と試して見るのをオススメします。
あと、他人については「他人に対して、自分が何か出来ると思わない」という事につきると思います。きれい事を言うのであれば、相手の独立性を尊重する、と言うことですし、身も蓋もない言い方をするのであれば、相手のことを放置する、という事ですかね。
例えば、いつも不機嫌そうな顔をしている人や、いつも愚痴ばかり言う人がいるとして「不機嫌でいたり愚痴を言ったりすると、それを引き寄せるから良くないよ」というようなアドバイスをしがちなんだけど、その人は自分が不機嫌でいる(もしくは愚痴を言う)のが好きだから、アドバイスなんてそもそも頭に入らないです。
一方で、そういう言動を見ていると、こちらが嫌な気持ちになることは否めないです。可能なら物理的に距離を置くのが一番良いですが、それが難しい場合は、その言動を受け止めるけれども投げ返さず、華麗にスルーすれば良いと思います。言葉のキャッチボールを、そもそもしない覚悟を持つ、というか。
これは、スルー力を身につける、と言い換えても良いかも知れません。相手を尊重する意味で、発言自体は受け止めるとして、その言葉を自分の中にとどめないのが大切です。名著「7つの習慣」的に言うのであれば、刺激があるとして、その反応を選ぶ自由は自分にある、という感じでしょうか。
ちなみに、瞑想にも近いものがあると感じます。たとえば瞑想中に思いついた事(主には嫌な出来事)があるとして、その事に対して過敏に反応するのではなくて「ああ、そういう事象があるのね」と眺めていると、気がついたら思いついた事が霧散しますが、それに近いことを日常生活でも行う感覚ですかね。
様々な事象を愛情をもって淡々と眺めていると、自分と事象との間に上手く距離感が生まれ、自分が過敏に反応することを抑えることが出来るようになります。
様々な事象に対して、淡々と反応できるようになると、周りに振り回されず生きられるようになると思います。
私自身、全ての事象について上手くスルーできるわけではないけれども、一つでも多くの事象についてスルーする事で、自分のコントロールを一つでも取り戻していきたいな、と思います。