パケ買い、びん買い、底買いへの欲求
食品においては中身は大切だけど、パケ買い(パッケージ)の機会も少なからずありそうです。
季節限定物やシズル感満載の写真に迫られると、普段はかための財布の紐が緩みがちになるかも。
パケ買いに近い感覚なので書いてみます↓
愛するRummyの季節到来。10月に入って店舗の結構なセンターポジションを占めていませんか。
箱の色の安心感。季節が巡って来たと告げます。
何色なのか名はわかりませんが、多分100m離れていてもRummyだと判別できそうです。目を引く濃いピンク色?は幸せの色。
ところが近年はガッカリしています。
ロッテ様が、ロッテ様がー。
わたしの気持ちと重なる部分が多いです↓
(2020年の記事ですがお借りしました↑)
哀切が伝わって、すすり泣き。
なぜ銀紙で包まないの?Rummyも逃げきれなかったのか。個包装の波に飲まれてしまった。
たしかに食べやすいですよ。ありがたいですよ。衛生的ですよ。
でもね、でもね、違うんです。
薄皮を剥がして食べる感覚。はやる気持ちを抑えながら銀紙ごと強引に分割してから食べるコーフン!
……もう無邪気に味わえない。
Rummyをさらにおいしく食べる方法は、
「銀紙で包む」
Rummyは銀紙で包んで2本入りがいい。
「いやあ、1本は食べ過ぎだよねー」なんていいながら2本連続一気食いは、ゆうに50回を超えます。
ロッテ様、銀紙2本入りの復刻版を待っています。
ちなみにRummyは1965年生まれ。来年は60歳の還暦。何かイベントしますか?ぜひここでRummyファンどもを驚かせてください。銀紙ふたたび!
完全にテーマがパケ買いからRummyへの愛憎に変わったことをお詫びいたします。
容器が気に入り、ついついそれが目的で商品を買った経験はありますか?
先日偶然ネット記事が飛び込んできて、懐かしさとその進化に驚いたのです。
モロゾフ(Morozoff)様のプリン。
実は30年以上食べていません。理由はそこまでプリン好きではないからです。あれば食べるのですが、買ってまでは食べないスイーツです。見る作るは大好き。
では、なぜ当時買ってまで食べていたのか。
「ガラスの容器」
オシャレで謎のお得感があって、自分にも手土産にもよく買っていました。友人も容器が好きで、持って行くと喜ばれたものです。
おそらく特に使う当てもないのに一体何を入れたのでしょうね。花、カトラリー、小物、熱くない食材や料理?
いつしかマイブームは去りましたが、確実に幸せを届けてくれたMorozoffのプリン。ありがとう。
機会があれば久々にずっしりガラスの重みを感じてみたい。おい、食べないのかい!
今から10年以上前の調理現場でのこと。
4/1エイプリルフールのおやつ担当になりました。
さて何を作る?
スイーツはレアチーズケーキ風に決めました。
ここからが本気。いかにだますか。
ビジュアルを豆腐に見せようと考えました。
豆腐の空の容器に生地を流し、固めてからひっくり返して底の模様を見せて豆腐だと思わせます。
わたしが求めたのは「豆腐の底」
底に模様(柄、溝)のある希望のサイズがなかなか見つかりません。数軒スーパーマーケットをはしごしました。豆腐売り場に行って、片っ端から豆腐を持ち上げて底の模様の有無を確認する。完全に不審者だったと思います。通報ギリギリ?
ようやく買って試作して、当日提供できました↓
パケ、びん、底買いの共通点は、食品の外部環境まで愛するということ。身体感覚まで喜んで幸せをもたらします。
だから怖い一面もあります。パッケージデザインを楽しみながらも油断大敵と心得ておかなければ。
「ついつい買っちゃって……」