高齢者は「にくにくしい」メニューで幸せになれる。
少し前のある時期に「朝時間で包丁とまな板は使わない実験」をしたものの、帰宅後にボロ雑巾さながらの考える機能が低下したやる気も踏ん張りもない状態で料理をするのは過酷だと気づき、それからは朝時間で少しでも夕食準備を進めるようにしています。流れがスムーズで後片づけが早く終わります。
毎日飛ぶが如く時計の針は進み、気づけば毎週金曜日の終業です。
週末の夕食は冷蔵庫の在庫処分料理がすこぶる多いのですが、今日は冷凍庫に手をかけました。
いつか作っていたハンバーグを焼きましょう。
ひき肉が安い日に調子に乗って買い過ぎて、肉団子(加熱後)やハンバーグ(生)を多めに密造して冷凍ストックしていました。あの日のわたしに「ありがとう」と心から言いたい。
ちなみに昨夜は冷凍肉団子を電子レンジ加熱調理しました。連日楽し過ぎですね。
いつもは事前に伝えませんが、反応を見たいので家族に「今夜はハンバーグ」と告げたら、返事は「楽しみー!」
声なき声の「やったー!」「サイコー!」まで聞こえてきます。大好きなのです、ハンバーグ。
12月20日(金)朝
にんじんのはちみつ酢漬けのようなもの
昨日から仕込んでいました。できあがり。
大好きで1年325日以上?冷蔵庫の片隅にいます。
今朝は保存容器に移し替えただけ。
寄せ集めポテトサラダ
いつもと違うのは、にんじんが「できたて」でフレッシュ。ぐったり感は少なくピンピン元気で新鮮味があっていい。
ここまで夕食の準備をしました。
さて、ハンバーグを焼くだけの夜。
一汁一菜の汁さえ作ろうとしない。
でもわたしには、一(いち)ハンバーグがある。
寄せ集めポテトサラダはマヨネーズ控えめに和えましたが、十分なじんでいい味でした。
しかし、4種(塩麹チキン、紫玉ねぎマリネ、にんじん酢漬け、きゅうりの塩もみ)はマンネリでなんだか一体感がなくシラーッとして、見るからに「よそよそしい」
ゆず大根はそれらを横目で見てわたしは知らぬと、きっちり「しらじらしい」
家族の反応は「おいしーい!」
(そんなに喜ぶな。普段作っていないのがバレる)
焼きテクニックをもっと磨けばもっとおいしくなるはず。
ハンバーグは「にくにくしい(=肉肉しい)」から、見た目の肉感からの食欲マシマシでさらにご飯は進む。
いつもは夕食があまり進まない家族ですが、今日はテンポよく食べ進めていました。恐るべし、肉力。
高齢者の食事には大変優秀でも、さてわたしにはどうだろう。ご飯をマシマシマシマシで食べて高速フィニッシュした後は台風一過の気分。はて、なんだったのか。
家族が喜ぶメニューを知っていながらたまに作っては恩に着せ、便乗してたっぷりいただく姿勢は、まぎれもなく「ずうずうしい」