平均はそこそこに折れ線グラフで成長しよう。
「平均」と聞けば、思い出すのは平均点。
学生時代のあれだ。
模擬試験(数学)の学年平均点が35点?くらいあった時、たった5点しか取れなかったわたしはほくそえんだ。「0点だと思っていたのに5点も取れた!」
しかしすぐに「平均点を著しく下げた1人である」と気づいた。この理解力を勉学に活かせば、違う人生になったかどうかは誰にもわかるまい。
90点や80点を取る人ばかりではないの。
0点あり、わたしのように限りなくゼロに近い者もいるの。「点」よりも「一番人数が多いところ」を示してくれたらもっと客観視できたかもしれない。
「あと何点くらいでフツーかな?」超テキトー主義を貫いて高校3年間を生きた。幸せな勘違いを青春と呼ぶ。
解釈ひとつで、「わたしはダメだ!もっとがんばらなければ」とセルフプレッシャーに悩んだり、親からの圧力でさらに悩みが深まるケースもある。
いずれにせよ、平均は集団のど真ん中なのだから、目安にすればよい程度。
平均年収や老後2000万円問題もそう。
当てはめたら絶望に近い感覚に襲われる。
だから「はい、そうですか」くらいで見ている。
今が元気、もしそうでなくても、平均だけを意識して落ち込まない柔軟性と現実を見る力があれば、人生はいつからでも好転すると信じている。
常に折れ線グラフのイメージで、上がったり下がったりを繰り返してそれが当たり前だと思うようにする。
今日よりも明日できることが少しでも増えて幸福感が上がり、命ある限り成長できれば、これ以上望むことはないだろう。