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決断力が磨かれるパティスリーに通う。

 3ヶ月ぶりに某パティスリーへ行きました。誕生日が近い姉、甥夫婦、友人へ気持ちばかりの品を渡すためです。雰囲気、味とも大好きなお店で直近2-3年の手土産候補に必ずあがり、ほとんどこちらを利用しています。シックで柔らかさを醸す小さなお店です。

 シャトレーゼのように和洋菓子を多種取り揃えている大型店舗だと、ぐるぐる何周回ってもなかなか決められず、見る楽しみも手伝って不審者並みに籠城することになります。「とっとと買えよ!」とスタッフに大変嫌われる客です。おまけに、後で疲れて疲れて喜びがかき消されるのです。

 一方で、今日のパティスリーはいつ行ってもわたしの前後にはお客さんがいる人気店なので、1人でゆっくりお店ジャックできたのは10回以上行って1回くらいです。
 入店すると先客はいましたが、ほどなく出て行きました。1人でぐるぐる動き回ると落ち着きのなさが店に伝播するので、なぜかすり足で1周目に長く時間を取ってあらかたの選別を行い、2周目で3種の菓子を決めて、3周目で手に持ってレジへ向かいました。その間5分もかかりません。

 レジ中に新たなお客が入店しました。クリスマスケーキの予約です。お互い邪魔してはいけないとの気遣いか、みなさん買い物が早くて毎回驚きます。わたしもかなりのスピードだとは思います。

焼き菓子が充実していて買いやすい。
(お店の方に許可をいただいて撮影しました)


今日の気づき
①選択に悩み苦しむほど品揃えは多くない
②生菓子以外は定番商品がほとんど
③ギフトがシーズンで多少増える

 だから、ハイスピードで安心して迷いなく疲れずに買い物ができるのだ。味はお墨付き(わたしの)。

 様々な場面で選択肢は多い方がいいと思うのですが、こと買い物に関しては、加齢とともにワクワクドキドキからヘロヘロイヤイヤに変化しています。

 カタログショッピングは若い時から苦手でほぼしないし、webでも見るのに疲れてしまって断念することさえあります。気合いが足りないですかね。


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 人それぞれに買い物スタイルはあるので正解は見つかりません。必要なものを手に入れる手段とお金と時間のバランスでしょうか。

 今は悩む楽しみよりも決断の爽快さを優先します。


 実は今夜心残りがありました。シュトーレンが販売されていたら買おうと思っていたのです。しかし値段を見て静止。買えない。


 なぜならば、明日「アトリエうかい」のクッキー缶が届くから。自分への褒美にしてはお金を使い過ぎてしまう。さらにカルディの食品福袋が当選してしまいやがったりしたら……などとあらぬ想像をはたらかせ、普段は動かない脳が0.1秒くらいで結論づけました。

左がシュトーレン
お名残惜しく3秒間見つめ合いました。


 来年まで、さようなら。


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