1.癌の手術から2年,心が追い付いてきた
闘病を経て心の整理のために書く
乳癌がわかった当初を振り返ると、真っ暗な広い海にいるような気持ちでした。
人生で初めての真っ黒な感情を抱えてしまいながらも、日常は続くことに慣れずに、悩みながら通常を維持することが辛かったです。病気が確定しても、毎日、仕事だったり家事だったりしなければいけないのです。その隙間時間には、むやにみネット検索をして、途切れた情報をうのみにしていっていました。
そして、治療が終わればハッピー、髪が伸びればハッピーかと思っていたのは違っていました。
私は、転移はなかったので、10年のホルモン療法が続きます。その間、はとくに再発・転移の可能性があるので、不安との闘いが続くのです。
乳癌が告知されても日常が続くように、治療中も治療後も日常は続きます。
日常を普通に続けるというのは、簡単なようで難しいものです。
私は、今は明るく楽しく過ごしています。病気になる前よりは、優しい性格になれたような気もしていますし、仕事や付き合いなどに対して、割り切りができるようになりました。
もし、今、癌と分かって不安いっぱいでこのブログを読んでくださっている方には私という同じ病気の仲間がいることを知ってほしいです。
私なりに1日1日大切に過ごしているのであなたもそうされますように。
人は誰もが死にます。癌になってよかったと思ったことは一度もないけれど、癌になって立ち止まることになり新しい幸せに気づくことができました。
※個人的な見解になります。
※当時のメモ等を見て書いていますが、間違いがあるかもしれません。
※医療についての判断は、ご自身で決定されてください。
自己紹介
仕事と趣味と家庭と睡眠で24時間。大雑把。
メンタルはどちらかというと強い。少しネガティブ
家族・実家ともにいたって平凡。
50代女、既婚、子二人成人済
仕事:事務のパート
既往歴;20代の時に結核
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