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癌を経て今は元気に暮らしています。同じ病気の方の力になりたくて書いてみました。 標準治…

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癌を経て今は元気に暮らしています。同じ病気の方の力になりたくて書いてみました。 標準治療を受けました。

最近の記事

乳がんとわかった人へ

私は伝えたい。不幸なのではないことを 私は伝えたい。人は誰もが死を迎えることを 私はあなたをハグしたい そして励ましたい ここにも仲間がいることを知ってほしい そして1日1日乗り切ってほしい 一緒に乗り切ってほしい

    • 10.今後への思い:全員死亡率100%

      乳がんの治療が薬を1日1錠服むだけになっても、まだ長く経過観察期間が続きます。 検査が近づくにつれ不安は増します。スマホで悪い結果を検索してしまう不毛な時間の多いこと、そのたびにスマホのせいにしたり、自分の意志の弱さを悔やみます。 癌と告知されたとき、2年後の今、定期検査と毎日の服薬以外は前と変わらず生活なのに、前のような「普通」に戻り切れないです。健康な人と私の間にはどうしても隔たりがあるような気がしてなりません。 家族とは、病気ネタを笑いにしたりできています。 でも、友

      • 8.悲しかったこと。嬉しかったこと。

        <悲しかったこと> 癌であることを、相手から突然言われても返す言葉に困りますよね。なのに、私は、自分で伝えることに意義があると勘違いしていました。病気を告知されて周囲にとにかく言ってました。 結果的には、皆さんに言葉を探させる苦労をさせてしまいました。 そして、自分ののぞむ言葉でないと、不満だったんだと思います。それを傷ついたという表現をしていました。 しっくりこなかった言葉を紹介します。 〇私の友達も治っているから大丈夫だよ、というコメント→いやいや、そんな曖昧な言葉、

        • 7.脱毛とウイッグと発毛について

          髪のなかった期間は半年間でした。 生えだして10か月ぐらいから徐々に脱ウイッグ、1年4か月目ぐらいから、髪の違和感が減っていきました。 私は中ぐらいの髪の毛の生え方の進度だったと思います。個人差の大きいところのようですね。 周囲への気持ち ウイッグの時は、元の髪の自分を知っている人には会いたくなかったですが、知らない人は平気で会えました。 私の病気や脱毛を知っている人は、視線に憐憫が混ざっているような感じがしました。思い過ごしかもしれませんね。 病気を知っている人から、ウ

        乳がんとわかった人へ

          6.抗がん剤治療(ハーセプチン等)の大雑把な副作用や感想

          手術から1か月後、順調に傷跡もきれいになり(胸ないからどっちでもいいのですが)病理検査が出て、治療方針が確定。 私の場合は、Her2陽性 グレード3 ホルモン+。 Her2陽性というタイプは、抗がん剤必須なのです。 ★抗がん剤治療は以下の通り。 EC(3週毎)4回 パクリタキセルとハーセプチン(毎週)12回 ハーセプチンのみ(3週毎)14回 合計30回、1年半、長かったです。よく頑張ったと自分をほめたい. 淡々と時が過ぎるのを待つのみでした。 一般的に抗がん剤治療のイ

          6.抗がん剤治療(ハーセプチン等)の大雑把な副作用や感想

          5.手術9泊10日 96,219円

          入院は大部屋(大部屋好き) 9泊10日 96,219円 家に戻った日の夕飯(冷やし中華)も普通に作れました 性格的なところでしょうが、乳房を失うという喪失感はありませんでした。 辛かったのは、手術後、しばらく仰向けのまま寝たままで動けないこと、尿管が痛かったこと。ほかの方のブログを見ると、餃子クッションがおすすめとやたら載っているので、小さなクッションを持って行ったのですが、私は不要でした。 手術翌日の昼には、尿管を抜いてもらって、歩く練習。 術側の手が上がらず髪の毛を

          5.手術9泊10日 96,219円

          4.周囲への病気のお知らせ(仕事や趣味仲間など)

          <すぐに治療方針は決まらない> 治療方針が決まる時期は、大きく3つあるのだと思っています。最新の情報を確認されてくださいね。 1,生検後 2,転移の有無の検査後 3,手術後、病理検査の結果がでるまでには1か月はかかる 私は、(1,生検後)のあと、治療方針が決まっていないのに、自分で病気を伝えることが大切と思い、会う人に伝えていました。 ところが、治療方針、すなわち、手術ことや放射線治療、抗がん剤治療など、これらの方針が出そろわないと、乳癌であることを誰かに伝えたとしても、

          4.周囲への病気のお知らせ(仕事や趣味仲間など)

          3.乳癌かも、と、不安な気持ちから確定、決断

          <病気が確定するまでの経緯> 家で夜、仰向けでかなり丁寧にセルフチェックしてみて、固いしこりを感じ、病院予約。 過去に、市町村でのがん検診で要検査、地元の乳腺のクリニックで石灰化の部分があることが分かっていました。ですので、迷わずそのクリニックを予約しました。 以下は通院の時系列です。 初日 触診/エコー/マンモグラフィー/MRI 10,620円 病院滞在時間3時間半   3日目 生体検23,150円 滞在時間1時間 17日目 CT 超音波造影剤 告知 22日目 お医者さ

          3.乳癌かも、と、不安な気持ちから確定、決断

          2.病気のステージと治療費やスケジュールと現在

          <病気の程度> 手術前の生体検査と、手術後の検査でも変わりありませんでした。 私は、手術後に抗がん剤治療をしました。 ステージ1 Her2陽性 グレード3 ホルモン+ Ki67は真ん中ぐらい(メモし忘れ) <一連の治療> 2020年3月末 病理検査の結果、乳がん確定 同年5月初 全摘手術、再建なし 同年6月から抗がん剤治療開始 1年5か月後の2021年10月終了 EC(3週毎)4回 パクリタキセルとハーセプチン(毎週)12回 ハーセプチンのみ(3週毎)14回 1年8か月

          2.病気のステージと治療費やスケジュールと現在

          1.癌の手術から2年,心が追い付いてきた

          闘病を経て心の整理のために書く 乳癌がわかった当初を振り返ると、真っ暗な広い海にいるような気持ちでした。 人生で初めての真っ黒な感情を抱えてしまいながらも、日常は続くことに慣れずに、悩みながら通常を維持することが辛かったです。病気が確定しても、毎日、仕事だったり家事だったりしなければいけないのです。その隙間時間には、むやにみネット検索をして、途切れた情報をうのみにしていっていました。 そして、治療が終わればハッピー、髪が伸びればハッピーかと思っていたのは違っていました。 私

          1.癌の手術から2年,心が追い付いてきた

          9.病気で変わったこと~我慢しない

          考え方や優先順位~仕事に戻る 手術から半年後、抗がん剤治療も残すところハーセプチン14回になった頃、元の職場に戻りました。 癌を伝えたら、即クビになった職場です、人手不足だったので再び雇用してもらえました。 病になる前は、仕事も一生懸命やって、何かに期待していたんですね。 ですが、癌を伝えたら解雇。10年以上働いていましたがそういうものです。 でも、また雇ってもらえました。有難いです。 お金のために仕事はきちんとします。それだけです。仕事とプライベートは切り離して今は過ごし

          9.病気で変わったこと~我慢しない