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04 金木犀咲いた

前回の記事書いた後すぐにつぼみからほんのり芳香がしているのは気づいていたのですが、なかなかいい写真が撮れなくて、やっと今日もりもりのやつが撮れましたのでアップします。

英語ではosmanthus、中国原産で日本でも古くから親しまれてきました。
トイレの芳香剤を彷彿させるということから一時は香りの製品から姿を消しましたが、近年またシャンプーやフレグランスも出るようになってきましたね。
でも金木犀は一番生花がいいな。
まあ基本自然の香りに人工は勝てないと思うのですが、金木犀は特にそう感じる!
再現度の高い商品もいっぱいありますが、花はこの時期限定なので、ぜひ生の香りを。
五感を使うのはメンタルにも良いんですよ!

花がめっちゃ小さいので雨とか風とかちょっと降ったり吹いたりするとすぐ落ちてしまう
だからこの香りは本当に刹那

ちなみに、金木犀は日本四大香木のひとつと呼ばれていますが、結構好き嫌いの分かれる香りで苦手な人も多い気がします。
まあ癖強めですよね。
でもあれって結構ちゃんとした根拠があるらしく、金木犀の香りには虫を遠ざける忌避成分が入っているそうで、もしかしたら苦手な方は生物学的には正しいのかもしれないです。
好みは本当に人それぞれですから…。
ちなみにジャスミンも同じモクセイ属だそう。
確かに芯の強い甘さが似ている気がする…!

小花がいっぱいついているのが可愛い

最近は温暖化の影響か、金木犀の二度咲きが結構多くみられます。
去年も一昨年も二度咲きしてました。(私調べ)
まあ、桜も秋を春と勘違いして咲いちゃうし、自然界ではよくあることなのかもしれないですが、やっぱりまっとうに生きてほしいですね…。

たまにめっちゃ巨木がある
香りも強香

実家は2000年に家を建て替えたのですが、建て替え前の家の庭に金木犀がありました。
父がその5年後に亡くなったので、父との思い出は前の家の方が多かったからか、金木犀の香りを嗅ぐと父のことを思い出します。
生きてる時は父と金木犀の繋がりなんて感じたことはなかったのですが、不思議と金木犀と沈丁花の香りは(個人的に)郷愁を誘います。

日が短くなり、やっと秋めいてきて朝晩の肌寒さとともに秋の空気を吸い込む。
するとふっと感じる秋の香り。
あなたは誰を思い出しますか?


おまけ  ホトトギスも咲いてました


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