見出し画像

たまに書くかもしれないゲーム制作日記(仁義なきAI大戦)

ここ最近、同じ質問をChatGPT、Gemini、Claudeにして回答を比較するのを楽しんでいます。初デートで「フルメタル・ジャケット」を見るのはどうかと聞いたところ三者ともおすすめはしないとの回答をしてきました。賢明な判断です。

今年に入りAI活用が盛り上がっているのは間違いありません。CEDEC2024(国内最大級のゲーム系カンファレンス)の基調講演のひとつが「漫画制作における生成AI活用の現状 2024夏」という講演でした。ゲーム系のイベントなのに漫画での活用事例なんだと思ってしまったので、自称AIと蜜月関係を築いてきた系ゲーム開発者として、自身のAI活用方法について振り返ってみたいと思います。(一部、ゲーム開発に関係ない使い方も含まれています)

* ChatGPT Pro、Unityを使った開発環境であることを前提に話を進めます

門外不出!超有用事例集!!!

まずは有用だと思った使い方一覧です。

  1. 関数名や変数名の相談

  2. ブランチ名やコミットメッセージの相談

  3. Unityでの実装方法の相談

  4. プログラムのリファクタリングをしてもらう

  5. 返信メールなどのメッセージの雛形を書いてもらう

  6. 表やグラフから一部の情報の抜き出しや加工をしてもらう

  7. 外国語翻訳をしてもらう

  8. Gitコマンドの使い方を教えてもらう

  9. Steamの売上などのレポート雛形を作ってもらう

関数名や変数名の相談、ブランチ名やコミットメッセージの相談

こちらはありがちな使い方だと思います。いちいちチャットに質問するのは面倒ではないかと思う方もいるかもしれませんが、この手の名称付けが苦手なものにとってはとても重宝しています。

ブランチ名の提案

Unityでの実装方法の相談

直近で助けてもらったのは、「3D上のゲームオブジェクトの上にUGUIの吹き出し画像を表示するにはどうしたらよいか?」という質問です。
ググれば割と簡単に目的の解決策を見つけることはできますが、自然言語で直接的に質問できるのはよいですね。

プログラムのリファクタリングをしてもらう

最初から責務が明確にクラスやインターフェイス、メソッドの分割を実装できればよいわけですが、ものぐさエンジニアなのでなかなかそういうわけにもいきません。似たようなコード書いてしまったわと思ったら共通化をお願いしています。

けっこう役に立ったと思う事例集

次はまあまあ役に立ったかなと思った使い方です。

  1. モデリングの画像イメージを描いてもらう

  2. デザイン系の感想をもらう

  3. くだらない質問をする

デザイン系の感想をもらう

キービジュアルやGame画面のファイルをアップしてUI/UXの感想をもらったりしています。ありきたりの感想しかくれませんが、UI/UXは理屈的に決まるところもあるのでけっこう役立つアドバイスをくれることもあります。

くだらない質問をする

こちらは「賞味期限5年切れた素麺があるんだけど捨てたほうがいいですか?」みたいな質問です。答えは分かりきってはいるものの踏ん切りがつかない場合の後押しをしてくれます。

残念!あまり役に立たなかった事例集

以下は試してみたがあまり意味がないと感じたものです。

  1. ゲーム仕様を相談する

  2. 英会話の問題を出してもらう

ゲーム仕様の相談は、もちろんなんらかの返答はくれますがかなりありきたりなことしか言ってくれないので壁打ちにもならないなというのが正直なところです。
ゲームをリリースすると英語が使えたら良かったなと思う場面は割とあるので英語の勉強に挑戦しましたが個人的には挫折しました。

実験中事例

そして、最後が現在進行中で頑張って挑戦させているものです。こちらに関してはもう少し知見を溜めていきたいと思います。

  1. 読みたい本のリストを管理させる

  2. 明日の昼ご飯をメモしておく

お昼ご飯を覚えていてくれる

これからもAIさんと仲良くしていこうと思います。よろしくお願いいたします。

いいなと思ったら応援しよう!