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倫理欠如による社会の混乱

利益重視の姿勢、特にアメリカ企業を中心に目に余るほどだ。最近のWeb広告の問題で言えば、Web広告を消費者が無視するようになったので全画面広告を打ち出したり、広告の出稿基準を引き下げて怪しい広告主を集めたりで、お金のためなら何でも許す、という価値観が透けている。

この前も格安のEC販売企業、売っている製品の成分からよからぬ物質が含まれているなど、何ともお金のためなら方法を選ばないという態度を、いかに消費者に見つからないようにやるか、ということを熱心にやっているように見える。

まじめにやったら負けよ、という気持ちが、全ての人々の深層心理にあるように見える。その結果反映している企業は、倫理を軽んじた成果を果実としている。ビジョンやミッションは高い次元の言葉を抱えながら、経営者含めてお金しか見なくなっている。高い倫理性は二の次だ。倫理を守れとは言わない。言わないから守らない。そして高い経済性を喜ぶのだ。

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