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ショッピングモールの景色から、この20年の変化を読む

たまに近所のショッピングモールに出かける。もうこの土地に住んで20年以上。施設名は変わらないけどその中にある店は大いに入れ替わって来た。昔と今ではもう別物みたいになっている。

周りにいくつもショッピングモールがあるが、当初は結構高級感のあるビジョンを押し出して運営していた。値段も高めだが、品質がいい、いわゆる「プレミアム」的なアイテムを前に出した百貨店的戦略だったように思う。

それが、今となっては、百貨店的色は消え失せていて、個別に世間的に人気のあるテナントが並ぶようになってしまった。当初のビジョンはどこに行った?と思うが、まあ客層も長い時間で入れ替わるので、今の住民はこういうのを望んでいる、ということだろう。

しかも、そのテナント群。とても安っぽいのである。高級感よりなによりコスパ重視。安いことを前提に品質を選ぶと言わんばかりの店構え、商品作り。お店自体のインテリアはとてもおしゃれに見せているのだけど、商品の作りが、ああ、コストカットの努力があからさま過ぎて安っぽいな、と感じさせるものばかりだ。利益も産まなければいけないし原価は限られるしで、しようがないのかな。

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