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最後は俯瞰できるかどうか、になる

今の私の仕事は完全に新規事業から始めたが、随分大きくなった。たくさんの顧客を抱えるために、並行で色々なことが起きる。一個一個の難易度はそこまで高くないと思う。ただ同時並行で、かつタスク間に依存関係と、優先順位がある。そこにチームメンバーが登場することもあり、まさに複雑な状況となる。ちっとも落ち着かないし、やっとクリーンになったと思ったら後ろで何か起こっている。

自分に任せられたタスクを準備したり、そのタスクが関係しているタスクを担当しているメンバーとコミュニケーションを取ったり、顧客やベンダーと会話したりと、メンバーレベルでも随分取っ散らかる。

ほとんどの人が言う「仕事ができる」はほぼこのレベルの話だ。あくまでも中心は自分であり、その周りに仕事があり、仕事の先に関係者がいる、と思っている。

ところがビジネスとは、特定の視点からだけで見ていてはダメである。複数の出来事がどのように同時かつ作用しあっているかを「俯瞰」で見なければいけない。サッカー選手がよく鳥の目で見ると例えられるが、上から全体を見るように試合を感じる。今どのような流れでその中で自分がどこに行って何をすればいいのかを最適化する。このレベルでの対応ができることが、実際は経営者やマネージャーレベルから、各スタッフに求めていることである。

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就職氷河期初期からIT業界に入ったインフラエンジニア・技術系マネージャーのorangeitemsが運…

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