インフラエンジニア 理解されにくいのに重責を負う職業
何のお仕事をなさっているんですか~、と言われたときに、「IT関係です~」と言うとここまでは通じますが、それ以上突っ込んで来る人はいません。というより、IT業界の中でも、自分の仕事を説明すると「そんな仕事があるんですか~」と言われる始末です。業界は皆同じ仕事をしているかのようで、全く違うことをしているんだと思います。だから、あんまり自分の仕事のことをはっきり明かしません。どうせ通じないから。
まだアプリケーション開発エンジニアならいいです。要件定義したり設計書作ったり、プログラミングしたりテストしたりと、行程も有名だし、従事している人も多いです。世の中は、ITと言えば開発することだと思ってる。
問題はインフラエンジニアです。私です。プログラミングしてません。じゃあ何してるの、と。いろんなシステムありますよね、それを動かす基盤を作ってるんです。基盤?基盤って言った時点で会話が凍るんです。基盤=インフラ、だったりしますから、ここで仕事の説明もできないと悟ります。残念ですが、ハードウェアがあって、OSがあって、その上にプログラムがあってネットワークがあって、という解像度で世界を見られている人は、相当少ないのです。
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