無能のアピール
忙しい、と言う言葉は心地よい。私はこんなに一生懸命仕事に取り組んでいるんだ。がんばっている自分は評価されないわけがない。忙しい状況を上司に具体的に表現して伝えると得になると思って「大変っすよ〜」としきりに繰り返す。大変だという顔色をする。
しかし忙しいとは一言に言っても原因分析すると二つに分かれる。
①業務量が一般的な量を超えて存在するため、量をこなせないケース
②業務量は一般的だが、本人の能力が低いために処理が遅れ、量をこなせないケース
本当に量が多いのか、それとも実力が低いので忙しいのか、話を混ぜこぜにしている場合がある。マネージャーは見極める。もし本人の能力が低いのなら、こんな間抜けな話はないと思わないか。忙しさを前面に出すのが、一生懸命自分が無能だと上司にアピールするようなものである。
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