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仕事の効率化以前に考えるべき話

若手の連中を見ていると、彼らは今の仕事を横に整列しようとする。と思いきや、ソートをしたりカテゴライズをしたり、もしくは外からツールを持ってきて別管理しようとしたりする。

業務改善の名の元に、今目の前にある仕事を、何時間でも使って整理する。結果、横に整列するのではなく、二分割して斜めに並べた方がいい、みたいな話で収束する。

ところがしばらくすると、変更したことで新しく問題が生まれたので、ということで議論は蒸し返しになり、次は統合したり畳んだりしていく。

いつまでごにょごにょやってるんだ、という業務改善だが、業務の総量は変わっていなかったりする。むしろ新しいことを導入することで仕事が増えているかもしれない。

そしてその仕事を、ツールやAIなどで自動化しようとまた、時間を使って業務改善の試みだ。ノーコードを導入して末端ベースでたくさんのアプリが作られ、業務が妙にデジタル化されたが、果たしてこれで現場が楽になったのかは甚だ疑問、という現象は至る所で今起きているだろう。

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就職氷河期初期からIT業界に入ったインフラエンジニア・技術系マネージャーのorangeitemsが運…

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