大切な人が「うつ病」どうしたらいい?
ごきげんよう、おれんじ歯車です。
今回は、うつ病未経験の方用に記事を書いているので、うつ病の説明も交えながら話を進めていきます。
※あくまで個人の意見です。
大切な人。助けたい人。その人がうつ病だったら。という想定なので、どうでもいい人がうつ病だった場合は「お大事に」だけでOKです!
「実は、うつ病なんだよね…」
仕事など、報告の為ではなく、世間話をしている時にそう告げた場合、それは「あなたを信用しています」という意味です。
なぜ、自分の症状を伝えるのが、信用しているという意味になるのか…それは、自分が癌になった想像をしてみると、わかりやすいと思います。
あなたは癌になってしまい、毎日、胸が締め付けられる痛みがあり、体も頭も、自分が思うように動かせない。そして、いつ命を落とすか分からない状態。だけど、見た目は病気だとわからない。そんな状態。
そこで、命の危険があること。病気になって、療養が必要なことを、誰に話しますか…?
そこで思いついた人は、あなたが信用している、あるいは、信用したい人です。
私は自分の家族が苦手なタイプなので、自分がうつ病であることを伝えていません。これから先、伝えるこもありません。そんなもんです。
もし、誰かに、プライベートの時にうつ病であることを告白されたら、自分がもし癌になったらどうしてほしいか、考えてみてください。
個人的におすすな言葉は三つ。「何か手伝えることある?」「いつでもラインしてね!」「体調がマシな時に一緒に遊びたい」
という三つです。そして、一緒に楽しみたいことを伝えてほしいです。
「死にたい」「消えたい」と言われた時も、「私は、あなたと一緒に話すのが楽しいから、いなくなってほしくない。」と伝えてください。
自分の存在を求められることが、一番の救いになります。
大切な家族や友人、恋人が泣いたら、抱きしめてください。抱きしめるという行為は、肯定と、安らぎの表現方法です。
うつ病は、心の影響をうけて、体に様々な症状が出ます。心を治療しなければ治りません。心が病む原因は、本人にも原因がわかっていないことがほとんど。癌になって、「どうして君は癌になったの?」と聞かれてもすぐに答えられないように、どうしてうつ病になったか、どうやって直すのか、調べていかなくてはなりません。
心の治療は、心の傷の原因となったモノ(癌)を知り、その原因を排除(摘出)しなければなりません。大切な人がうつ病になったら、聞き役に徹して、何に苦しんでいるのか、調べてほしいです。
そして、一番言ってはいけない事。それは…「そんなことするな!」「だからだめなんだ」「何でそうなの?」です。
どうしても言いたい方は、「私はあなたが大切だから、そんなことしてほしくない」「それは考え直した方がいい気がする」「どうしてそう思ったか聞いていい?」と、否定的な言葉を消して、肯定的な言葉を使うようにしてください。
言葉選びはその人の癖そのものです。簡単に変えることはできないけれど、意識して変えることができる面白いものです。
病院のどんな強い薬よりも、相手に与える言葉が、そのまま相手に影響します。
大好き、大切、きれい、かわいい。沢山の肯定的な言葉を使って、相手の治療を助けてください。
うつ病になると、人によって症状が異なりますが、頭痛、めまい、嘔吐だけでなく、突発的に文字が読めなくなったり、体が動かなくなったり、呼吸がうまくできなくなったり、他にも様々な体の不調がでます。日常生活に全力を使う必要がある為、無理強いすることが一番危険です。外出や電話は相手の体調を確認して、同意を得てから行動してほしいのです。
薬で治せるのは体だけです。心は、薬では治せません。
心の薬は言葉です。
そのことを肝に銘じていただければ、大丈夫です。
皆様の心と体の健康を心から願っています。