こんなにおもしろくなかっただろうか? ふとしたときはすごくおもしろいのだけれど、今回は、ことごとくつまらない話を延々としていた。 同じ話をするとき、「前も話した?」とかあればまだ可愛げがある。しかし、今回は何度も同じ話を聞かされた。相槌を打つ間も無く。 きっと、話したいという本能が彼女をそうさせているのだろう。相手の意見は求めていないし、相手がどう思おうかなど、意中にもない。でなければ、あんなに図々しく話すなんてことはあり得ない。 自分が話したいことを話すだけで、相手に質問も
高屋奈月「フルーツバスケット」。 この物語との出会いは、小学生の頃。 そこは近所の図書館のビデオコーナー。アニメ版のビデオテープがあり、透の可愛らしい絵柄に思わず手が伸びた。気づいた頃には図書館にあるすべてのフルーツバスケットのテープを視聴し終わっていた。 そして月日は流れ、高校生の頃。 フルーツバスケットの愛蔵版の発売を知った。 同時に、アニメのリメイクも。 由希くんの声は男性がやるとか、漫画の内容を全てアニメ化するとか、原作者が関わることを知り、求めていたことが叶ったよ
ある映画の監督が誰だったか調べようとしたら、何について調べようとしていたかを忘れ、やっとのことで思い出したときには、監督の名前も思い出していた。