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「湯の里ゆめ学園」小学校と保育園が融合する

 北島三郎の出身地として有名なところに知内町がある。「は~るばる来たぜ、函館」と歌う「函館の人」でおなじみだが、実は、函館と松前の中間あたりにある知内町なのだ。ニラと牡蠣の特産地でもあり、町立高校の知内高校が甲子園に出たことでも有名な場所だ。
 その知内町でも、湯の里地域は、豪雪地帯で有名で、かつては一晩で屋根の上まで雪が降ることもあった。また、400年の歴史ある温泉もあり、多くの人たちが、この温泉を利用しては、心も体も癒し、旅を続ける拠点でもあったのだ。
 そして、そこにある「湯の里ゆめ小学校」だ。今は保育園と小学校が併設されていて、子育て中の親にとってはとても過ごしやすい場所になっている。自分が子どものことには、かろうじて複式にならずに、一クラス10名程度の学校だったが、今は、過疎化も進み、新たな形でいい教育をしている。
 農村地帯で、多くの人が農業や林業で暮らしている。狭い地域だから、嫁に行ったけど戻ってきたとか、どこのおばあちゃんが最近施設に入ったらしいとか、本当に噂話には事欠かないし、人の話で飯を食うみたいな歓迎しがたいものもある。しかし、そこは素直に育つ子どもたち。同じ卒業生として、この学校の子どもたちの未来にエールを送りたい。


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