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【動画対談アーカイブ】「いつもしていることしかできない」そう思って笑顔を届ける。在宅医療×被災者支援のこれまでとこれから (JP only)

R6年能登半島地震へ心よせる方々へ。1/3より医療法人オレンジチームが現地に入り、災害の地における「暮らしの医療」を軸に、在宅医療現場を含むあらゆる方々の暮らしのサポートに尽力しています。
●本noteアカウントは、福井・長野・石川に拠点をもつ医療法人オレンジグループにおける、R6年能登半島地震の支援活動についてアーカイブしていきます。

かがやき在宅診療所の野口さんを迎えた、紅谷による対談シリーズ4回目の2回目の内容を、note記事にてアーカイブします。


【動画】【令和6年能登半島地震】在宅医療×被災者支援のこれまでとこれからを語る。対談② 紅谷浩之×野口晃(47分)

1/7当時、輪島市における福祉避難所での中心的な役割を担っていらっしゃった方に届け物をしたエピソード、写真の話から始まりました。

野口:(収録当時)今も輪島にいます。元々自分が働いた能登の地域だということもあり、支援に動いた。二ヶ月経った今、物流や支援はしやすくなりましたが、発災当時は繊維質のものが不足していた。知人経由で「バナナを差し入れするといい」ということで持っていった写真、ですね。

紅谷:初回、これ以上入らないくらいの物資、積まれていましたね。1/2の時点では電話、連絡もつかない。あのタイミングは本当に情報が錯綜していました。

野口:今は29日間目、の輪島入りですね。ピストン型で全国から人が後方支援をもらえたからこその支援活動なので、こうしたつながりを作っていくことは大事だと実感しています。

紅谷:つながり貯金の解放、そんな気すらしていますね。

「いつもしていることしかできない」

紅谷:今回の災害支援、原動力は?

野口:現地で中心になっている方とのつながり、元々の職場があったこともある。何かしたいというソワソワ感。ソワソワしてしょうがなかったですね。1/2に動いてみた時は(未達だったけれど)日帰りでも、一泊でも何か動こうと。1/7に入った時は危険が伴うことは自覚したが、行く価値があったとそう思いましたね。

紅谷:野口さん、疲れない?野口さんの平常心っぷりってどうやって維持されているんですか?被災地で会う時と、飲み会で会う時とあんまり変わらないから(笑)

野口:金沢に帰ってくると、疲れはドッときますけどね。「いつもしていることしかできない」そう思っているので、それがあるのかな。訪問診療医としても周りからは「そこに居るだけだね」と揶揄される時もある(笑)。やっぱ飲んでるからかな?平常心を保とうと日頃思っているからかもしれません。

緊張感の中で笑顔を届ける意味

紅谷:野口さんと初めて会った時も、能登でしたよね?会う時も大半が飲んでいる、そんなことが多いのかな。1/7での緊張感の中での笑顔がこの写真からもみてとれると思います。「人を笑顔にする」ことをずっと話せますよね。地域、つながりっていいよね、そんなことを話せる。

「何もできない、居るだけ」というって、簡単にはできないと思うんです。医者って腕まくりしちゃいがちだから。そのスタンスをどう手に入れたんでしょう?

野口:きっかけ…。最初からそうではなかったと思うんですけどね。診療しながら、挫折、色々な経験しながら。かつ在宅医療と巡り合ってから、だんだんそうしたスタイルになっていったのだと思いますね。ガラッと、ではなくて徐々にだと思います。

紅谷:なるほどなるほど。

1月30日、福井県勝山市では被災した高齢者などを対象にした『福祉避難所』を、開設し、医療法人オレンジグループが運営の中心を担っています。
3月31日まで、「勝山市」 と協力し福祉避難所支援のため、ふるさと納税ガバメントクラウドファンディングを行っています。ぜひお気持ちを寄せてください。
勝山市ふるさと納税ガバメントクラウドファンディングのページはこちら。

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書き手:医療法人オレンジグループ
文責:藤岡聡子(医療法人オレンジ/診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ)
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