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過去問 公認心理師試験第6回 午前 一般問題 問27

みなさん、こんにちは。

公認心理師受験生Kidです。

さて、掲題の通り、問27です。

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問27
子育て支援や児童虐待防止を目的に据えたポピュレーションアプローチの具体例として、最も適切なものを1つ選べ。

① 一時保護

② 保育所等訪問支援

③ 養育支援訪問支援

④ 子育て短期支援事業

⑤ 乳児家庭全戸訪問事業
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正解、 ⑤です。

まず設問にある「ポピュレーションアプローチ」について確認します。

様々な疾患や問題行動に関して、高いリスクを持った人のリスクを減らすように支援していくことを「ハイリスクアプローチ」と呼ぶそうです。

その一方で、高いリスクを持った人に限定せず、ある団体などのリスクを全体的に下げるために行なっていく支援を「ポピュレーションアプローチ」と呼ぶそうです。

ポピュレーションアプローチは、集団に対して健康障害へのリスク因子の低下を図る方法であり、集団全体への早い段階からのアプローチにより影響量も大きくなり、多くの人々の健康増進や疾病予防に寄与することができます。

例を挙げると、健康診断で血圧や血糖値の高かった人を対象に健康指導を行うことがハイリスクアプローチになり、健康増進を目的に会社全体でスポーツ大会を行うことはポピュレーションアプローチに該当することになります。

「乳児家庭全戸訪問事業」では、生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、様々な不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報提供等を行うとともに、親子の心身の状況や養育環境等の把握や助言を行い、支援が必要な家庭に対しては適切なサービス提供につなげていきます。

このようにして、乳児のいる家庭と地域社会をつなぐ最初の機会とすることにより、乳児家庭の孤立化を防ぎ、乳児の健全な育成環境の確保を図るための事業になります。

全体のリスクを下げようという取り組みと見なすことができますから、ポピュレーションアプローチに該当するといえます。

そのような訳で、⑤がポピュレーションアプローチとして適切と判断できます。

引用URL:https://public-psychologist.systems/12-福祉に関する心理学+法律/公認心理師%E3%80%802023-27/

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