松橋萌の欧州散歩伝2024其の37
SIMのことがあり、朝のランニンググループに合流できず。自分の制作に関係するチャンスだったが。
local dance鑑賞。60分経過あたりで、強烈な違和感に襲われる。これ、何が楽しいんだろう?何一つ一体感とかグルーヴ感とか感じられず。言葉はそこまでいらないかもしれないけど振りを覚えるには言葉での説明があるし、見ても振り付けを覚えたりするのは得意でないタイプなので覚えられないし。足のステップを揃えるために下を向いたりしているし。
誰かの子供は机のところにいて、輪に加わらなかった。
しかもその中で唯一のアジア人女性という。私はもう慣れたけど、他の方からしたら異質に感じたりするのかな。他の方も慣れてるのかな、と思ったりして、手汗をかいてきた。のれていないダンスを長時間しているとプレッシャーがある。そしてこのダンスは手を繋ぐ必要があるのだが、なんと私の手を露骨に握ろうとしない女性がいた!で、渋々握るのだが、手汗がかいているので、嫌悪感を感じたのか、後方に下がって隣の人が変わるのを待った。そして何か隣の人に呟いた。その人たちとは手を繋いで踊り始めた。で、その代わりに隣りになった方は少し手を握って手汗を感じると、今度私の手首を握って来た。私は自分の手首が物になってしまったみたいに感じた。固くて細い物になってしまった。あなたの手、私は握れないんですけど。
で、少し耐えたけど、輪から外れて机のところに座った。それで、最後どう終わるのか観ようと思った。そうしたら、汗をかいて疲れた人が2名ほど真似してこちらに来た。しかし私は汗なんかかいてない。何も熱くならないし息も乱れなかった。
最初に嫌悪感を示してきた女性は途中から手を握るのをそもそもやめて輪をぐるぐると回ることにしたようだ。local danceのインタビューを読む限り手を繋ぐことは大切なダンスの一要素だった。
この町に来てからはまだ心が本当に動く観劇をしていない。
薬物中毒か何かで指を時折啜る女性が劇場の側にいる。一度上着を忘れて腹立たしく戻った。
その後は家で日記を書いていたが、その後local danceと迷って選択しなかったmeet upのイベントで、楽しそうな写真が送られてきた。皆んなで日向ぼっこしてイラストを描いたらしい。そっちにすればよかった。でも、もし仮にみんなと違う姿の、言葉の話せない、くつろぎ方も笑顔も違う私でも同じように受け入れて貰えるのか?そして朝のジョギングのmeetupだって、申請したのに私は承認されず無視をされたのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?