HSY Day88 建築と政治と演劇と
岡田利規演出「未練の幽霊と怪物」KAATをみる。
個人的には『挫波(ザハ)』がすごく痛く刺さった。あの時、私はテレビのニュースで見て、何も『行動』しなかった。『行動』っていうのは「反対!」とか「賛成!」とかそういう拳を挙げることじゃなく。このイシューを能動的に調べること、そして自分の頭で考えることを。私の世代は大学生(建築系)の時、皆一度はザハハディッドの建築に関心を持ったはずなのに。当時、政治的になることを避けたのか、あまり『行動』した人がいなかったんじゃないかな。私自身『行動』していなかったから、それを掴めていなかったかもしれないけど、そういう印象だった。不思議だった。それからしばらくして、彼女が亡くなったというニュースに心がギュッとなったのを覚えている。それは今も残っている。
アフタートーク、面白かった。白井晃さんの、駅のホームや歩道橋で観るという、天真爛漫な鑑賞方法、とってもキュート。
ネット速度とかCPUとか、テクニカルのことで色々挫ける日々だったけど、励まされるような気持ちになった。(み)
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