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Stay Hungry.Stay Foolish.

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綺麗事が好きな元児童一時保護所職員が保育を語る Vol.1

 このタイトルを見て、色々と疑問を抱く人がいるだろう。 例えば、児童一時保護所って…?保育って?とか? 今から述べることはあくまでも綺麗事が好きな一個人が語る一個人の保育観だ。その点を考慮していただきたい。 まず、一時保護所とは、家庭に問題がある子どもたちを一時的に預かり、そこで安全を確保し、子どもたちが一時的に生活する施設のことである。一時的というのは、原則として最長2ヶ月で、市長の承認があれば、さらに1ヶ月の延長ができるというものである。 「家庭に問題がある」とい

    • 忘れてはいけないこと

      保育士が一人の子どもを見ることは比較的簡単だ。しかし、保育所の現状として一人の子どもを見るということは絶対にありえないことである。大体は、20名〜30名を一人、もしくは二人で見ることが一般的ではないだろうか。 その中で、保育者は子どもたちの生活の一助となるような役割を担わないといけない。1日はあっという間に過ぎていく。ほとんど一瞬で過ぎていく。 その中で、保育者は子どもたちに「保育」をしていかなければいけない。ただ遊ぶということではない。子どもたちの「楽しい」という感情だ

      • 綺麗事が好きな元児童一時保護所職員が保育を語る Vol.2

        前回のvol.1からの続き、ということで、前回までは児童一時保護所とはどういうところなのかということ、保育とは一般的にはどのように定義されているものなのかというところに触れた。 今回は私が勤めている園の方針と私が理想としている保育観との間に乖離があり、どうにもこうにも受け入れられないところがたくさんあるので、「幼児期の子どもの過ごし方ってこういうふうに過ごせたらいいんじゃないかな〜」ということを伝えていきたいと思っている。 子どもと一括り言えど、生まれた直後から、もっと言

        • 今の頭の中(2020/01/27現在)

          自信がない。私には自信がないんだ。 時々、何もかも投げ出したくなる時がある。現状から逃げ出したいと。 私と同じように自信がない人もいるだろう。投げ出したくなる人もいるだろう。 そういう時は大抵、他人がキラキラ眩しく見える。光り輝いて見える。目標を持って、精一杯生きているように見える。 他人が日向なら私は日陰なのだと思ってしまう。 そんな気持ちで生きているもんだから、決してでしゃばるようなことをしない。淡々と生きていく、というような生き方をしようとしてしまう。 何事

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        綺麗事が好きな元児童一時保護所職員が保育を語る Vol.1

          自分を守るということ

          私は今年度をもって、在籍している大学院を休学し来年度から保育所に就職をする。 これは苦渋の決断であった。 修士論文の先行研究にあたる論文ですらGOサインが出せない、と言われた瞬間から自分の中の“大学院で論文を書くこと”に対する執着の糸のようなものが切れたような気がする。 切れるに至るまでに様々な経緯がある。 それは指導教諭の1年間の在外研究、コロナ禍、そして幼稚園実習が重なったことが休学を決断した主な理由だ。1つずつ説明していく。 まずは指導教諭の1年間の在外研究。

          自分を守るということ

          「強さ」とは

          単刀直入に尋ねてみましょう。あなたは「強さ」とはなんだと思いますか。 人の数だけ考えがあると思うので、答えは人それぞれであり、無数に存在すると思います。しかし、その中でも私が生きてきた中で思う「強さ」について今回は述べていきたいと思います。 まず、なぜこのようなことを考えるに至ったのかという経緯について説明していきます。 私は、幼稚園教諭の免許を取得するために先日26歳にして幼稚園実習に行かせていただきました。2週間という先生方にとっても、子どもたちにとっても大変貴重な

          「強さ」とは

          齢26歳、「もう」と見るか「まだ」と見るか

          2020年9月17日、こうしてまた一つ、私は年を重ねる。 昔は、誕生日が来ることが楽しみだった。誕生日プレゼントがもらえるし「誕生日」というだけで、その日だけはほとんどのわがままが通るからである。 しかし、今は「楽しみ」という感情が先行しない。あるのは「不安」だ。 25歳から26歳になるまでのこの1年間で私は一体、何をこの脳に、頭に、体に蓄積してこれただろうかと考えてしまう。この1年間で行ってきたこと、考えてきたこと、それによって得られたこと、感じたこと、そしてそれをも

          齢26歳、「もう」と見るか「まだ」と見るか

          モノにこだわるということ(導入編)

          私たちの生活とは生活をしていく中で、私たちは様々なことに触れて生活を送っているはずである。例えば、食べ物。毎日何か食べている。朝ご飯にはパンやご飯、最近ではオートミールという人もいるではないだろうか。他にも着るもの、衣服。一般企業に勤めている人は毎日スーツを着ることになるだろう。学生の人はスーツなどのいわゆる制服、ユニフォームのようなものはなく毎日私服を考えて着ていかなければならないだろう。そう言ったモノに囲まれて生活している私たちであるが、モノに囲まれているの、”囲まれる”

          モノにこだわるということ(導入編)

          立ち止まっているところをただメモ書きする

          1.貧困についてのイメージ「貧困」と聞いてあなたはどのようなことをイメージするだろうか。 それは”貧乏”か”不健康”か、あるいは”低所得”だろうか、はたまた”アフリカの人たちのような明日生きていくための食料を得られることができない人たち”だろうか? もう一つ質問を投げかけるとすると、この「貧困」という問題は日本にはあるだろうか? 率直に申し上げると、答えは”Yes”だ。日本には貧困問題が存在するのだ。 2.データで見る貧困問題2006年の7月に出されているOECDの「

          立ち止まっているところをただメモ書きする

          今を生きる僕たちにとっての「若さ」とは

          こんばんは。今日は大学院の研究会がありました。 その中で78歳の女性の修士課程の方が参加してくださいました。 初めてお会いしたのですが、参加されてお互いに自己紹介し、僕の年齢を聞いたときにその彼女がふとつぶやいたことが心に響いたので紹介したいと思います。 いいね〜、若くてたくさん時間があるからお互いに自己紹介が終わり僕の年齢を聞いた時に彼女がふとつぶやいた言葉です。 彼女はこれに続けてこう言いました。 「たくさん悩める、たくさん苦しむことができる。」と。 私は彼女のこの言葉

          今を生きる僕たちにとっての「若さ」とは

          セルフマインドコントロール①

          今日は、ストレスが生活していく上で至る所に蔓延る”ストレス社会”というように呼ばれている。そのような社会とどのようにうまく付き合いながら生きていかなければいけないのか、ということを考えながら生活してかなければいけない時代となっているのではないだろうか。 1.セルフマインドコントロールとは?皆さんは自分自身の意思や感情、思想といった精神状態を制御する術を持っているだろうか? この意思や感情、思想といった精神状態を制御する方法を「マインドコントロール」と呼ぶ。 そして、自分自身

          セルフマインドコントロール①

          戦争の物語を読み解いていくということ

          前回、「他者の行為の意図について考える」をなんとか書き上げたわけだが、今回から週に1本ペースで感じたこと、考えたことを投稿していきたいと思っている。 大学院生の身分であるということで”考える”、もしくは”インプット”の作業は毎日のようにしているが、それらを話す場、つまりはアウトプットする作業ということが比較的少ない。そのためにnoteの場で考えたこと、感じたこと、インプットしたことを述べていけたらと考えている。俗に言う、”備忘録”というわけだ。 9月下旬から大学院の方では後

          戦争の物語を読み解いていくということ

          他者の行為の意図について考える③

          前回からの話の続き。 先輩方と共同研究をさせていただくという話だっただろうか。 その先輩というのは現場での経験を10年以上も続けて来られている3人の先輩だ。 4人1チームに分かれて、さらに2人1組という小さなチームを作る。細かい進捗状況などは2人のチームの相方に伝えるという流れである。僕の相方(相方とは絶対に言えないくらい大先輩)は何をさせても完璧にこなすことができる女性の先輩だ。これでもかというくらいなんでも完璧にこなす。何事にも丁寧なのである。その性格なので周りの先輩方か

          他者の行為の意図について考える③

          他者の行為の意図について考える②

          前回からだいぶ時間が空いてしまったが、皆さんいかがお過ごしだろうか? かく言う僕は、大学院の前期を終えて、ひたすらにぼーっとしている。 なぜ、ぼーっとしているかと言うことについては追って話すことにしよう。 前回の話の続きだが、僕は院生になって、1年半が経とうとしている。大学院の修士課程はほとんどの人が2年で終えるのが一般的だが、私は2年間ではなく、2年間の学費で3年間履修できる「長期履修制度」という制度を利用して大学院に通っている。 なぜ、3年間かというと、これにもまた理

          他者の行為の意図について考える②

          他者の行為の意図について考える①

          他者の行為に関して、どのような意図があり、その行為を及んでいるか、考えたことはあるだろうか? 僕自身に関して言えば、今現在、他者の意図を汲み取ることについて葛藤している。 僕自身の話を少ししよう。 僕の小さい頃からの夢は幼稚園の先生だ。このことを念頭に置いておいてほしい。 さて、話に戻るが、僕は大学の学部生時代は日本の文学を学び、(文学と言っても「艶」という字の歴史的変遷をただ研究していただけだが)それと並行して教職課程を受講し、中高の国語の免許を取得した。 人生をなるよ

          他者の行為の意図について考える①