コーヒー飲めないのに、コーヒー屋の面接受けてみた
「コーヒーを始めたきっかけって何?」
この質問が来たら、僕の独壇場だ。
今日は少し昔話を。
(22歳なのに何が昔話だ!というツッコミは受け付けません)
大学1年生の冬、働かせてもらっていた日本茶屋さんを辞めました。
そんな時、とあるコーヒー屋さんが求人を出しているという情報が僕に流れ着いた。
「なんかコーヒーってカッコよくね?」
なんて浅はかな考えで面接を受けに。
(コーヒーなんて飲めないのに…)
今思えば、本当に馬鹿な行動ですね。
その日のうちに採用が決まり、コーヒーが飲めないコーヒー屋スタッフの完成です。
コーヒー豆は挽く。
コーヒー豆は焙煎する。
抽出液を飲んでいる。
そんな簡単なことも分からない19歳の若造がのこのこと初出勤。
ここから怒涛。
衝撃の連発。
今でも覚えています。
初めて飲ませてもらったコーヒーを。
・グアテマラ ラ・ロスマ COE2021 3位
ゲイシャ ウォッシュド
・春のブレンド カプチーノ
身体中に染み渡るような液体。
視界がどんどん彩られていく感覚。
フレッシュな柑橘を絞ったジュースのような
ラ・ロスマのゲイシャ。
砂糖が入っているのかと錯覚するくらい
甘くてトロトロなカプチーノ。
人生で初めて、液体に魅せられました。
この世界をもっと知りたい!
心からそう思いました。
そこから、器具を一式揃えました。
色んなお店へコーヒーを飲みに行きました。
大会の存在を知り、食い入るように観ました。
本を読み、歴史を知りました。
コーヒーの知識だけではダメだと気付かされ、
ホスピタリティを意識するようになりました。
そして感謝の気持ちを忘れず、今ここにいます。
僕が出会えたのはスペシャルティコーヒーですが、皆さんは人生で何に出会うのでしょう。
出会いは「肯定」や「気付き」によって、寄り添ってくれるものです。
目的を見失ったら、今の僕みたいに「初めて」を思い返せばいいのです。
馬鹿な勇気をもった若造に、今では感謝を伝えきれません。笑
胸を張って。
面白いエピソードです!
僕の起源。
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