カニバリをサーチコンソールで発見する方法(無料)
カニバリ(カニバリゼーション)とは?
「カニバリ」とは英語の「カニバリゼーション」(cannibalization)の略語です。動物の世界での「共喰い」という意味が元になり、マーケティング用語として同じ会社の製品同士が競合することによって、別の商品の売り上げを奪ってしまうということを「カニバリ」と言うようになった。
参考元:CareerGarden
SEOの視点でいうと1つのドメイン(サイト内)であるキーワードに対して、2つ以上のページでアクセスが発生している状態のことをカニバルと総称して呼んでいる。
近頃、このカニバリがSEO界隈でも話題になる事が多い
一方、カニバリしているページの見つけ方に関しては情報が少ないのと、見つけ方に関しては有料ツール(Ahrefs等)を使ったやり方が目立つのでサーチコンソール(無料)を使ったやり方で説明したいと思います。
サーチコンソール(Google Search Console)とは?
※既に知っている人は飛ばして下さい。
サイトの検索トラフィックや掲載順位を測定できるほか、問題を修正し、Google 検索結果でのサイトの注目度を高めることが出来るグーグルが無料で提供しているサービス。
サーチコンソールでカニバリしたページを見つける手順
【1】サーチコンソールにログインし、検索パフォーマンスの
「レポートを開く>」をクリック
【2】キーワードの一覧が表示されるので、カニバリしているか調べたいキーワードをクリックする。
【3】キーワードをクリックした後「ページ」のタブをクリックする。
カニバリしているか判断する方法
上記【3】の図でキーワードに対して自分のサイトに流入しているURLの一覧を見ることが出来るので、クリック数を見てみてほぼほぼ同じ数のクリック数がある場合はコンテンツのカニバリゼーションが発生している可能性があります。
図【3】の場合「キーワードA」に対して「https://search.google.com/a」はクリック数100で「https://search.google.com/b」はクリック数95なので「キーワードA」でカニバリゼーションを起こしている可能性が大です。
この際の注意点として、ページ一覧に表示されているページ(URL)=全てカニバリを起こしているというわけではないという事です。
例えば、図【3】の場合「https://search.google.com/c」ページがあったとしてクリック数が1だった場合、カニバリが発生している可能性は極めて低いです。
カニバリ(カニバリゼーション)をサーチコンソール(Google Search Console)で見つける方法についてのまとめ
サーチコンソールにログイン⇒「レポートを開く>」をクリック⇒調べたいキーワードをクリック⇒「ページ」のタブをクリック⇒ページに対してのクリック数を見て判断。
なお、カニバリしてしまった場合の対策に関しては、以下私のTwitterのモーメントでまとめておりますのでご参考下さい。