[CG]作品作りの参考にしよう!有名会社のShowReel紹介!!!
こんにちは、Kumaです!
今回はCGや他のグラフィックデザイン作成に参考となるCG関係で有名な会社のShowReelの紹介をしたいと思います。
[ShowReelとは?]
まず、ShowReelとはプロフィール紹介ビデオのようなものです。特にデザイナーや俳優、監督などが企業に採用してもらうために自身のこれまでの業績について実際の作品からの抜粋映像を交えながら数分で要約・紹介するもののことを指します。デザイナーは就職活動時にポートフォリオが必要ですがその提出と同時にShowReelの提出を求められることもあります。動画での紹介なのでポートフォリオでは示せない動きや質感を伝えられます。
個人のデザイナーやデザインスタジオが作成する場合がほとんどですが、CGソフト開発会社は自身のソフトを使って作られた作品の紹介のためにShowReelを作成し、公開しています。今回はそれらを紹介します。
[MAXONのShowReel]
最初はMAXONのShowReelです。MAXONはCinema4Dの開発会社で毎年Cinema4Dを使って作られた作品のShowReelを公開しています。Cinema4Dというと馴染みがないかもしれませんが、自作PC界で有名なベンチマークソフトCinebenchの開発会社でもあります。それらの製品以外では外部レンダラーのRedshiftやAfter EffectsプラグインのRedGiantを所有しています。
<ShowReel 2021>
<ShowReel 2020>
<ShowReel 2019>
[SideFXのShowReel]
次にSideFX社のShowReelです。SideFXは以前の記事でも紹介した通りHoudiniの開発会社です。今人気の統合型CGソフトであり、映画やテレビなど多くの場面で活用されています。アナ雪やモアナなどフルCG長編アニメ映画でも取り入れられています。ゲームのReelや映画、テレビのReelなどかなり種類があるのでここではFilm&TV Reelのみ取り上げます。
<ShowReel 2021>
<ShowReel 2020>
<ShowReel 2019>
[ChaosのShowReel]
Chaosは外部レンダリングソフトV-Rayの開発会社です。CG業界では最もメジャーなレンダラーと呼ばれていて業界標準となっています。業界標準となるのはもちろん理由があり、レンダリング時間が短い、出力結果が正確など多くの利点があります。また、MAYAや3ds Maxのような主要なソフトだけでなくBlenderやMODOなど様々なCGソフトに対応しています。
<ShowReel 2020>
<V-Ray Architecture Showreel>
[BlenderのShowReel]
Blenderは多くの人が知っているように無料の統合型CGソフトです。無料だからといって他のソフトに比べてできないことが多いのではなく、MAYAや他主要ソフトにも引けを取らないほどたくさんの機能が付いています。オープンソースであるため今も積極的に開発がなされています。10代20代の方に積極的に利用されている印象を受けます。
<Blender 2.90 ShowReel>
<Blender 2.93 ShowReel>
[RedshiftのShowReel]
Redshiftも先程のV-Rayと同じレンダラーと呼ばれる製品です。MAXONが所有しており、Cinema4DだけでなくHoudini, MAYAなどのソフトに使えます。インテリア、エフェクトなど様々なシーンのレンダリングに使用することができます。最近ではApple M1チップでレンダリングが可能になりました。
<ShowReel 2020>
<ShowReel 2019>
いかがでしたでしょうか?どれも映像・音楽が良いですよね!今回取り上げたものだけでなく様々なCGソフト開発会社やデザインスタジオがShowReelをYouTube, Vimeoにアップロードしているのでぜひ調べて作品の参考にしてください!