HOUDINIの種類比較!これから購入する人へ。
こんにちは、Kumaです。
最近、SideFXのHoudini Indieを購入しました。Houdiniはいろんなライセンスの形態があるので購入するときに迷う人もいるかと思います。そこで今回はHoudiniの種類を比較します！
[HOUDINIとは？]
まず、Houdiniとは何なのかについて。
Houdiniは3DCGソフトウェアで、モデリング、エフェクト作成、アニメーションなどCGに必要なものが大体1つのアプリで行える統合型CGソフトです。最近、使う方が多くなっていて人気のようですがソフト自体は昔からあります。Houdiniを使った有名な作品はディズニーの「アナ雪」やマーベルの「ヴェノム」などがあります。
○特徴
・エフェクト系が得意
・モデリングが得意
・統合型CGソフトウェア
[HOUDINI FX]
ここからはHOUDINIの種類の紹介です。まずはHOUDINI FXから。
HOUDINI FXはいわゆるHOUDINIの完全版で、商用利用可能であり全ての機能が解放されています。レンダリング時にウォーターマークが付いたり、解像度に制限はありません。ただ、商用版というだけあり価格が高いです。個人で買うには向いていないでしょう。その代わり永久ライセンスとなっています。
○価格
・ワークステーション ライセンス [ノードロック](永久)
517,500円(税別)
・年間アップグレードプラン
287,500円(税別)
[HOUDINI CORE]
HOUDINI COREは先ほどのFXから少し機能を制限したものになります。具体的には、パイロFX、Fruids, パーティクル、群衆、Vellumクロス、リジッドボディ、ワイヤダイナミクスの機能に制限があります。ただ、商用利用可能で解像度などに制限はありません。また、機能が削られている分価格は抑えられています。
○価格
・ワークステーション ライセンス [ノードロック](永久)
230,000円(税別)
・年間アップグレードプラン
115,000円(税別)
[HOUDINI INDIE]
続いてHOUDINI INDIEです。INDIEはCOREのような機能制限はなくすべての機能を使えますが商用利用に制限があります。具体的には
・営利企業とその契約事業体の合計年間総収益が $100,000 (約1千万日本円) 以下であること。
・営利企業とその契約事業体による Houdini Indie 購入可能数は 3 ライセンスまで。
・Houdini Indie は商用版の Houdini と同じパイプラインで使用することはできません。
・Houdini Indie は、シーンおよびアセットの保存に独自のファイルフォーマットを使用しています。
です(Houdini公式HPより)。ただ、解像度などには制限がありません。僕が最近買ったのはこのバージョンです。価格は個人でも買えるレベルなので有償版を使いたい方はこれが一番良いでしょう。
○価格
・1年間レンタル
269ドル(アメリカ)
・2年間レンタル
399ドル(アメリカ)
[HOUDINI EDUCATION]
次に教育版です。教育版なので学生なら安く使えるのでは!?と思った方もいるかもしれませんが全くそんなことはありません。このEDUCATIONはHoudiniが教育機関にて使用されることを前提に販売されています。ですので学生個人がEDUCATIONを買うことはできません。使うことができる人は限られますが機能はすべて解放されていてレンダリング時の解像度にも制限がありません。
○価格
・年間
9200円(税別)
[HOUDINI APPRENTICE]
最後に無償版です。無償だからと言って制限が多くあるわけではありません。機能に制限はないので学習用にはとても役立ちます。しかし、エクスポートできるファイルに制限があったり、レンダリング時に透かしが入ります。例えば、FBXとABCファイルはインポートのみ可能です。また解像度は1280x720に制限されています。本格的な使用には向かないですね。
○価格
・無償
Houdini製品比較ページ↓
いかがだったでしょうか？
僕のお勧めとしては最初にAPPRENTICEで基本的な操作や少し複雑な作品を作れるようになってからINDIEバージョンに切り替えるのが良いかな、と考えています。実際僕もそうでした。INDIEはサードパーティ製のGPUレンダラーが使えるのでかなり本格的な作品が作れると思います！
以上、HOUDINIの種類についての記事でした！
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本記事の画像...SideFX公式ホームページより引用
SideFX公式HPはこちら↓