ゆっくりさん(子ども)がまさかに遭遇したときには①
あまり考えたくないことですが、
もしも障がいのあるお子さんが
なんらかの理由で警察に捕まったとき…
どんなことになるか中々想像つかない。
先日あるセミナーで
知り合った障がいのある方の触法対応に強い
弁護士さんに図々しくメールで質問してみました。お忙しい中、不躾な質問に丁寧に
お返事をいただきました↓
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少年事件についてのご質問ですが,
基本的には成人が処分(起訴・不起訴)を受けるまでと流れは変わりません。
身柄が拘束された場合,
被疑者段階では国選弁護人が選任され,
最大20日間の勾留後に家裁送致となります。
(成人の場合には,家裁送致の段階で,処分(起訴・不起訴)を決定します。)
少年事件の場合は,全件家裁送致されることとなっております。
その後,一般的には観護措置がとられ,鑑別所に行き,少年審判を受けるということになります。
在宅事件(身柄が拘束されない事件)については,基本的に弁護士はつきません。事件によっては,逆送(成人と同じような裁判を受ける)というものもあります。
児相に保護された場合と警察に逮捕された場合とでは流れが異なります。
具体的事情はわかりませんが,一時保護だとすれば行政処分であり,司法の手続きにのっかるわけではありません。ただし,児相から家裁送致となれば,その後は司法の手続きにのることとなります。
上記のように,少年の場合には,若干手続きが複雑となっています。
結論からいうと,障害があるお子さんが何か事件をおこしてしまった場合には,
とにかく早急に弁護士に相談をするのが良いということになります。
(事案によっては,子どもの権利に強い弁護士が対応したり,障害に強い弁護士が対応したりということになります。)
回答になっておらず申し訳ございません。
なかなかメールでの説明は難しいもので,上手く答えられておりませんが,
参考にして頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
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結論:もしお子さんが何らかの事件を起こしてしまったら、まずは早急に、障がいのある方の事件対応に強い弁護士さんに相談することが大切のようです。基幹相談支援センターで教えてくれることもあるようです。日頃から、地域にそのような弁護士さんがいるかなど、アンテナをはっておくことも重要かもしれません。
被害を受けた方がいらっしゃる以上、
障がいがあるから、問答無用に減刑をと
いいたい訳ではありません。
ただ、特性が強いあまり、タイミングの悪さが
重なると、パニックなどで本人の意識の
及ばぬところで誰かを傷つけてしまう
可能性もあります。
人ごとではないと考えられている
ゆっくりさんのお母さんたちは多いと
思うのですが、なかなか
こういう情報を誰からも聞けないし、
起きてから慌てて、でも誰にも相談できず
家族で悶々と悩むしかないのが現状かなと。
先日のセミナーでの弁護士さんのお話が分かりやすく、とても面白い方だったので(特に二次会が🤣)ゆっくりさん家族代表として質問してみました。
障がいのある方の触法事件の対応は
東京、大阪、福岡が先駆けらしいです。
全国にこの輪が広がると良いなあ。
今回たまたまSNSでお子さんが児相に保護され
たお母さんの話を知り、こういう状況に対応する方法を調べようと考えました。
今はただ、あの中学生の息子さんが早く色々な状況が明らかになり、ご家族と安心して
暮らせるようになりますようにと願うばかりです。