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ロサンゼルスにおけるアパート取引の活発化
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サンフランシスコに拠点を置く開発会社「Friedkin Property Group」が、ハリウッドの高級アパートメントコンプレックス「La Belle at Hollywood Tower」を5,200万ドルで購入した。この物件は、シカゴに拠点を置く「LaSalle Investment Management」から取得されたもので、1ユニットあたり35万7,192ドルに相当する。この価格は、LaSalleが2015年にブラックストーンから6,300万ドルで購入した価格より17%低い水準である。
【市場動向】
ロサンゼルスにおけるアパート取得活動の75%が現在、個人の買い手によるものであり、前年の65%から増加しているとされる。この傾向について、CoStar Groupのロサンゼルス市場分析部門のシニアディレクターであるライアン・パタップ氏は、「高品質で需要と供給のバランスが良い物件がターゲットとなっている」と述べている。
一方で、機関投資家は債務コストの上昇やロサンゼルス市の「豪邸税」の影響を理由に、市場から撤退しつつある。この税は、ブローカーや開発者によれば、資産価格に悪影響を与えている。
【ハリウッドでの取引増加】
豪邸税の影響があったにもかかわらず、過去1年間でロサンゼルスの集合住宅取引件数は前年同期比で17%増加している。特にハリウッドでは、64%の取引増加が見られた。
この増加の一因として、供給不足が挙げられる。ロサンゼルス全体で建設中の新規集合住宅ユニット数は過去1年間で11.4%減少しており、ハリウッドでは50%の減少が報告されている。現在、ロサンゼルス市場の平均価格は1ユニットあたり29万2,000ドルであり、過去2年間のピーク時より約23%下落している。ハリウッドの平均価格は1ユニットあたり38万ドルであり、同様に20%以上の下落が見られる。
【その他の取引例】
最近の例として、12月には「Lighthouse Group」がハリウッド大通り5750番地にある161ユニットのコンプレックスを約5,500万ドル(1ユニットあたり33万8,509ドル)で取得した。また、8月にはアーバインに拠点を置く「Advanced Management Co.」が、「Canvas LAアパートメントコンプレックス」をシカゴの「Magnolia Capital」から約6,200万ドル(1ユニットあたり29万2,857ドル)で購入した。
【出典元】https://product.costar.com/home/news/1713716392