ロサンゼルスの集合住宅建設が更に減速、賃貸市場の引き締めにつながる
ロサンゼルス郡の集合住宅(アパート)建設が減少し、賃貸市場の需要が引き締まる可能性がある。
建設開始の減少
2024年の第3四半期には、ロサンゼルス近郊で約1,800戸の新しい集合住宅の建設が始まった。これは第2四半期の700戸から増加しているが、2021年中頃の13,700戸と比べると大幅に減少している。現在、建設中の物件は22,500戸であり、2023年初頭の27,700戸から減少している。
減少の要因
建設の減少は、主に高い借入コストや過去の空室率上昇が原因である。2022年と2023年に空室率が増加したことにより、開発業者が融資を受けるのが難しくなり、建設プロジェクトの開始が減速した。
建設活動が減速する中で、2025年の完成物件数は減少し、賃貸需要が安定している場合、賃貸市場が引き締まり、空室率が低下する可能性がある。