雑感|【ペーパーマリオRPG】⑦マリオはルイージなの…??
ペーパーマリオRPGプレイ記⑦
(ネタバレあり)
南の島でのサバイバルを経て、スターストーンも残り2個となりました。いつもの冒険と思いきや、ステージごとにジャンルの違う物語になってていいですねぇ。
マリオが遭難している間に、姫はディスクシステムを起動して遊んだり(たぶんそういう名前のヤツがあったはず)、クッパはペケダーと一触即発。ルイージはなんと『ほのおのもんしょうのなぞ』という演劇に草役として出演。ルイージに乗ると回避率+20%ぐらいされそうですね。
1|短いけど聞いておくれよ ×100
ということで、次に向かう先は屈指のセレブ街、ピカリ―ヒルズ。どうも敵の手の及んでいない場所らしく、ピカリ―ヒルズに向かう、特別急行列車、「リッチリッチエクスプレス」に乗っていくだけで到着するとのこと。
問題は、その高級列車の乗車券をゴロツキタウンで手に入れなくてはいけないということ。貧富の差が激しいこんなところに、そんな高級チケット持ってる人なんて…いました、チケットといえばあの方、ファミリーのボス、モンテオーネです。
娘のモニーと引き合わせるだけで、リッチリッチエクスプレスのチケットを何とかしてくれるそうなので、二つ返事で約束を交わします。モニーの居場所の検討はついていました、あの新婚夫婦も遭難してたんでね。
リメイクにあたり追加されたという中継地点の土管からトロピコアイランドへ。…幽霊船、もういらないのか…。
意外とすぐ二人と再会できました。モンテオーネの容態を伝えると、ピートンはすぐさま戻りたい意思を見せますが、どうやらモニーは結婚指輪を無人島のジャングルのどこかに落としてしまったので見つけるまで帰りたくないと。
指輪よりも父のモンテオーネを優先しようとするピートンに対して、業を煮やしたモニーは突然ピートンの愛を試し始めました。
「100回くらいあいしてるっていってくれなきゃ!」
この狂気のイベント、回数を重ねるにつれてピートンの声が疲れからかか細くなる演出の凝り様がそのヤバさに拍車をかけてました。
本題の失くした指輪は、ずいぶんあっさり見つかっただけに、力入れるところ間違ってるんじゃないか疑惑が深まりますね。
すっきり解決したモニーとピートンを、今わの際をさまようモンテオーネと引き合わせることができました。このゲームは良い子のゲームなので、娘成分を摂取したモンテオーネが復活、そして、ピートンが2代目を襲名する運びとなります。
100回言わされただけありますね。
お目当ての乗車券を手に入れてしまえば、あとはもこちらのもの、末永くお幸せに。と事務所を去りゴロツキタウンの北に位置する駅へと向かいました。
2|リッチリッチEXPの○人?
列車の旅もなかなかどうして好きなんですよ。
幼いころ『世界の車窓から』というテレビ番組を、よくじーっと眺めるのが好きでした。国境をまたぐ回とか、風景がどんどん変わっていく映像が特に異国情緒を感じていた部分です。今も特に列車には詳しいわけではないですが、やっぱり旅はいいものですね。
リッチリッチエクスプレスのペーパークラフトもいい感じなんですよ、車内、外装に加えて、車窓から見える遠景!こだわりを感じられて本当に好き。ピカリ―ヒルズへはそんな感じで3日間の旅行感覚で進んでいましたが…
何やら事件の予感を感じつつ、キョウハクジョウの差出人を探すことになりました。
マリオを除くと乗り合わせた乗客、乗組員を合わせて13名。なんとも不吉な…。
運転士のキノピオ、リッチリッチエクスプレスサイコー!が口癖。まじめ。自分の仕事に誇りを持っているタイプ。
1号室、ムービースターのトロン。自分の写真に手鏡を常備。ナルシスト。
2号室、マダム・ローズ。ウーロン街にもいたマショウの女。マッチョ好き。
3号室、グルメなキノピオ、パック。どうやって狭い客室のトビラを通ったのか不明。
4号室、空室。
5号室、マリオと仲間たち。ベッドが二段しかないのに8人でひと部屋だからきっと取り合いになる。
食堂車のウェイトレスのキノピオ。全部間延びした話し方をする。紫紙のツインテール。キノピオのどの部分に毛があるのか聞いてみたい。
厨房の料理長、プクプク。味は確かだがキノコ料理しか作らないこだわりがある。
売店の従業員キノピオ。蝶ネクタイをつけている特別仕様。ちなみに売店はかみなりドッカンが売られている優良店舗。
6号室、帰宅中の探偵ポワン。探偵なのにキャスケット…?ホンブルグハットでもディアストーカーハットでもなく…?妙だな…。
7号室、サラリーマンのモコモコ。リッチリッチエクスプレスの乗車量を"けいひ"で落とそうと画策しているふてえ野郎だ。
8号室、成金一家、父ゴールドマン、母シルビア、子コナリキン。子の名づけは役所に届ける前に落ち着いてしっかり考えてほしいものである。
車掌のキノピオ。貨物室と客室ににらみを利かせるまじめな乗組員。事件に巻き込まれそうな顔をしている。
車内探索をしているうちに、第一の事件は起こってしまった。
3|はじめてのゲームオーバー
料理長のプクプクが仕込み途中だったシチューが、突然ナベごと消えてしまった。犯人はいったい…。
うーん犯人はパックです。証拠?見ての通りじゃないですか、解決ですよ解決。こぼれたシチューをたどっていくとそのものズバリ、グルメなキノピオパックのいる3号室に到着しました。はじめは否定していたものの、雑に隠されていた、シチューが入っていたであろうナベを発見したところで状況は一変。
状況証拠としても物的証拠としても寸分の狂いもなく、パックが犯人であることを示していました。追い詰めるとすぐに観念し、許しを請われます。
パックくん、君は大きな過ちを犯しました。……観光列車の食事は旅の楽しみの一つだって知らなかったとは言わせないぞ!?こっちがランチをどれだけ楽しみしてたんだと思ってんだ…まじで許さんからな。
ところで、今回の活躍を見ていた6号室の探偵のポワンから、キョウハクジョウの差出人探しのヒントと協力を得ることができました。以降マリオ、いえ、ルイージはこのクローズドサークルであるリッチリッチエクスプレスの難事件に挑む、名探偵ポワンの助手として奔走することになります。
日も傾き始め、しばらく落ち着いていたリッチリッチエクスプレスの後方列車からののしり合うような声が漏れ聞こえていました。ゴールドマン夫妻が、子どもへのプレゼントでもめているようです。
ここはマリオたちの手際のよいフォローにより、コナリキン君を満足させ事態を収束。夫婦喧嘩は犬も食わないんだよ。
1日目の夜。そろそろ明日のために就寝…と思っていたら、隣の4号室から物音がする、と3号室のパックが訴えてきます。5号室のマリオとしても穏やかではありません。先のキョウハクジョウの件もありますし、さっそく調査。
どうやら、その物音の正体は4号室に縛られてしまった地縛霊のキノピオだったようです。ペンも持てないのでキョウハクジョウの犯人ではありませんでした。なーんだ、よかったよかった。
自分が生前つけていた日記が今もなおこのリッチリッチエクスプレスのどこかで無くなってしまってそれが気になってなかなか成仏できないんだそう。見つけても中身を読まないことを条件に、動けないユーレイに変わって列車内をちょうさ。
ということで、倉庫の奥の奥で眠っていた彼の日記を見つけ出しこれを渡せば任務完了。
…………
読んじゃお。
………
……
…
何か自分の身に起こったような気がしましたが、日記を無事ユーレイに手渡して1日目は終わりました。
(あれ…?となるとつまり、この列車、以前に人が一人亡くなってるってことだよな…?)
4|あばよ~とっつぁ~ん
2日目、朝からサラリーマンが大騒ぎです。
この列車、どうも失せ物が多いと思っていましたが一晩の間にサラリーマンが運んでいた『ニトロハニーシロップ』が失くなってしまいました。とある物質と組み合わせると大爆発を引き起こす起爆剤になるそう。ハチミツで…?
…これ、仮に見つかったとしても、ちゃんと会社に報告してくださいね。
密室であるが故の本格的な犯人捜しです。まずは乗組員全員の状況と事実確認を行います。まずは1号室のトロンから………
乗客のトロンは偽物でした。ついでに車内で物が無くなっていたのもキョウハクジョウを出してきたのも、この人。給油駅「リバーサイド駅」で逃げ出す算段をしていたそうですが、あえなく御用。
駅の警察に引き渡し…
これは一切予想してませんでした。やたらと「チャオ!」とか「ウシャシャシャ」と言っていた以前よりも変装のレベルが上がっている…。
なるほど、だからトロンの客室には自分自身の写真と手鏡があったのか。自分の変装が本人とズレてないかどうかチェックするため。ちょっとイメージと違うといわれてるのも、オンオフの切り替えと思われるだけだし。さすがに見破れませんでした。ただ、トロンガチ勢のウェイトレスはそもそものオーラが違うことを見抜いていました。
ファンボファンガはこういう時強い。
あとちょっとのところでランペルを取り逃がしてしまいましたが、懸念材料は無くなりました。あとはこの列車の旅を楽しむだけです。
給油もして、故障して上がっていた跳ね橋も、マリオが敵を蹴散らしながら操作スイッチを押して降ろせたので、いざ出発。
5|大列車もあもあ
3日目。列車の走る音だけが響く静かな朝を迎えました。
…静かすぎる…。誰もいない。あれだけ喧しいメンツがそろっているのにおかしいと思い運転席に向かいます。
リバーサイド駅で蹴散らした謎の…生物…?もあもあが列車全体を覆うようにくっついてきました。どうも従業員含むこの列車に乗っていた人たちは、運転士と売店の店員を残して、全員どこかへと連れ去ってしまったとか。
運転士を連れて行かなかったのは有情です。コントロールできないことによる大事故だけは免れていますがそれも時間の問題。もあもあ討伐へと向かいます。
列車の屋根にこびりつくもあもあたちと決戦。そうそう、列車もののクライマックスと言ったら屋根に上るのが鉄板ですよね。
この時のバトル、背景もしっかり動く特別仕様。立ち止まっているように見えて疾走感がたまらない演出です。
HPは50、こうげき力5、ぼうぎょ力1の強敵。ぼうぎょ力1…!?こんな毛玉みたいな柔らか素材っぽいのに、ノコノコと同じ防御力があるの!?
強そうに書きましたが、ここまで来ているマリオにはなんて事のない敵です。ついでに言うとインチキスペシャル技の「ムキムキボディ」のお陰で、こうげき力が高かろうと痛くもかゆくもありませんし、ぼうぎょ力があろうとなかろうと上回るジャンプとハンマー技で一掃できます。
無事列車はピカリ―ヒルズへと到着するのでした。
6|ピカリー神殿のナゾ
ピカリ―ヒルズはセレブ御用達の人気エリアだけあって街もきれいに整備され、高級ホテルもあり、観光名所の神殿まであります。何を隠そう今回の本当の目的はその神殿に眠るスターストーンを手に入れること。思いのほか充実していた長旅も終わり、少しだけ町の観光をして回ります。
ピカリー神殿にたどり着くと、留守にしていた神官がちょうど帰ってくるグッドタイミングでした。
ここまで苦楽を共にしたポワンこそがこのピカリー神殿を代々守ってきた神官なのでした。
あれ…?探偵って現代日本では「探偵業開始届」を役所に出さないとそもそも活動してはいけないので、趣味で探偵業営んでるとすると、その行動からただの怪しいストーカーになってしまう気がしますが…。
ともかく、スターストーンを譲り受けることに。直後にマジョリンたちカゲ三人組が、神殿に祭られていたスターストーンを奪ってしまいますが、それは偽物のスターストーン。本物は神殿の謎を解いた先にありました。
ついでに、神殿にはマリオがルイージカラーになれるバッジもありました。こんなんもう、つけるしかないでしょ。これからは私がルイージだ。
いやぁ色々あった、旅の恥は掻き捨て。ずっと、ルイージくんと言われて困惑しましたが、弟が活躍をしているという証拠でもあるので強く否定しないでおきましょう。
最後に…
リッチリッチエクスプレス、サイコ〜♪