雑感|【ピクミン 4】⑦別れはいつも突然に
『ピクミン 4』プレイ記⑦
(ネタバレあり)
今回はエンディングのネタバレがあります。
パスワードがトランプの3種の数字というセキュリティ的に不安になる金庫を開けるとその先には一つの穴、バルブボックスが待ち構えていました。
もう流れから言ってこの先に赤毛の葉っぱ人、オリマーがいることは間違いなさそうです。なんだか展開的に「もう最終決戦?早くない?」と感じながらも、バルブボックスの中へ飛び込みます。
1|最初の最終決戦
決戦の舞台は…ダンドリバトル。効率の悪いものに敗北者の烙印を押す恐ろしい闇の決闘です。そしてこの期に及んで、葉っぱ人はチュートリアル付きの説明をしてくれました。
まだストーリーあるな、これ。
流石にここで終わりではいくらなんでも物語が短すぎると思っていたので一安心。ダンドリバトルに集中できます。
舞台は『決戦のオアシス』。見ての通り、ちょっとベタベタの砂とちょっとした水辺がある砂場。掘ったり飛ばしたりぶつけたりが重要となるステージ。
供給されるのが岩ピクミンのため戦闘周りはとってもイージーです。気をつけないといけないのが今回から追加される「逆転バクダン」(チュートリアル付)。
これは敵陣に運ぶタイプのオタカラ?で、見事運びいれると、敵がそれまで貯めていたポイントの何割かを吹き飛ばせます。
吹き飛ばされた結果、オニヨンから数字の書かれた分銅が飛び出してきます。それをもう一度運び込めばポイントを戻せますが、パワーという概念が分銅という物体で現れているので、当然相手に奪われます。
空き巣行為を防いだとしても、運ぶ動きがある以上単純に遅延効果もあるので、まさに逆転の名に恥じない性能をしていますね。
緊張感のあるアラートもなかなかよい。
多くの逆転要素を駆使しながら相手を突き放したほうが勝利。ダンドリの悪いものはこの世界では生きていけない。
着実にこの世界のオキテに染まりながら、因縁の赤い葉っぱ人を降します。長きに渡る戦いに幕が降ろされました…。
2|思い立ったが吉日
で、連れ帰ってきたオリマーのチリョウを行います。(薬が足りなかったので一晩寝かせたまんまでしたが。)
ふっかつ!!キャプテン・オリマーふっかつ!!
色々と聞きたいことはあるものの、無事、当初の目的であるキャプテン・オリマーを救出完了。とか言いつつここからまだ何かあるんでしょう?オリマーを連れて帰るとき、モスがどこかにいってしまったのも気になりますよ。
『ピクミン 4』にはちょいちょいこのような気になるコトや、心に引っかかるモノが散りばめられています。「この星はどう考えても地球だけど何があったの?」とか「そういえば、ほかの遭難者の救助はこれからするの?」とか「ヒカリピクミンって本当に犠牲数にカウントされてないよね?」とか。
疑問や興味が浮かぶような"フック"がそこら中にぶら下がっている感覚です。まっすぐ進もうとしても、何か後ろ髪をひかれるような、心残りになりそうなことと多く出会うことになります。
なんてセンチメンタルに浸っている間にほら次のシーンが…
えっ、もう帰っちゃうの!?
任務達成に伴い惑星を後にするシェパード号と、それを不思議そうに眺めるピクミンたち。
いやいやこの演出はズルいですよ。ここまでほぼほぼ無個性のピクミンたちを大切にしまくってたせいで(あ、囮には使ったな…)、あっさり置いて去って行ってしまうのは。どう考えたって、別れを惜しむぐらいさせてよ!ってなりますって。
スタッフロールまで始まるし…。
3|これで終わると思うなよ
よかった…。良くない展開ですが、これはつまりまだまだ遊べるということ。あの名犬オッチンの容態に異変が生じ、切迫した様子のオリマーの指示のもと惑星へUターンすることになります。
ここまで、八面六臂の活躍を見せてくれたオッチン。確かにオッチンのためであれば戻る理由になりますね。加えて遭難者もろくに助けてませんし、なんなら救出した葉っぱ人はみんなキャンプに放置してます。
ちょっと前から気にはされていましたが、オッチンの尾っぽがピクミンのような葉っぱになってました。ピクミン寄生生物説あるなこれ。どうしてこうなってしまったのか真因は不明ですが、迷名医のパピヨンすら治せないということが判明。
途方に暮れていると、この惑星で消息を絶ったオリマーを含め43名の救助要請が来ていたことを知らされます。(脳裏によぎるオブラ・ディン。)
その中には世界的な獣医さんもいるとのこと。こうしてすべての遭難者を救いつつ、オッチンを助ける術も並行して探すことになりました。
次回、新たな冒険へとでたおぽのは洗礼を受けることになります。