雑感|【ペーパーマリオRPG】⑩ここからまたスタートなの…?
ペーパーマリオRPGプレイ記⑩
(ネタバレあり)
最終決戦!
これまで数々のボスと対峙してきたマリオも、いよいよこの物語の最後のボスへとたどり着きます。
バツガルフの策略により、まんまとカゲの女王復活の手助けをさせられてしまったマリオたちですが、心配には及びません。今まで通りジャンプ&ハンマーでのしてやりましょう。
1|そのタフネスはどこから?
バツガルフの思惑通り、カゲの女王がピーチ姫の体を乗っ取り復活を果たしました。
しかし、誤算が一つ。バツガルフはカゲの女王の持つその力を利用して世界征服をもくろんでいましたが、カゲの女王自身は、そもそもバツガルフに協力する気などさらさらないということ。
伝説の魔物・カゲの女王は1000年前に成しえなかった、この世を闇で覆うことを諦めてはいませんでした。
天罰とばかりに己を利用しようと不遜な態度をとるバツガルフに雷撃を浴びせます。マリオを男前だと見抜いて自分の手下にならないかと勧誘をしてきましたが、当然これは断ります。
ゲーム好きとしては一旦「はい」を選んだ時の反応も見てみたかったけど、それじゃ話が進まないからな。
ということで、最終決戦、カゲの女王戦です。
さすがラスボス。規格外の性能をしています…こうでなくてはこちらも張り合い甲斐がないというもの。
クリスチーヌが物知りで「あれをピーチ姫と思っちゃダメ!」と言ってくれますが、そういってもボディはピーチ姫なんだから「あれ」って言わないであげて。
といいつつ、ジャンプもハンマーもためらいません。
ここまでの冒険でピーチ姫の活動的な一面ややんちゃな部分は見てきたはずです。ペーパーマリオ世界のピーチ姫なら150もある体力のうち、多分2/3ぐらいはピーチ姫自身のものじゃないですかね。
闇に包まれたピーチ姫を助けるため、徹底的につぶして体から女王を追い出す荒療治といきましょう。
2|この技でトドメなんじゃないの?
体力の半分ぐらいまで追い詰めると、思った通りカゲの女王の本体が出てきます。
折り返しとともに第二ラウンド。…と思いきや、ここから一切攻撃が通らなくなります。ずるい。
………
……
…
あ、なるほど、わかりました。これは「特定の行動をとるとダメージが入る」というあれですね。久しぶりにおぽののひらめきが冴え、この場でとりうる最良の選択を行います。
この作品はペーパーマリオ。登場するキャラクターはみな紙のような姿。
カゲの女王の対抗手段としてスターストーンの光が必要。
今発生しているのは特定の行動で解決できるはず。
となると直近で手に入れたスペシャル技は…
スペシャル技「ズバットスター」!
これはエフェクトが画面を切り裂くような光の攻撃技なんです。しかも、最終戦前の月をクリアしたときに手に入れた技。
もうわかりましたよ、すべてのピースがつながります。
つまりこの戦いにおける最適解は…!
こっちは使わなくていいスターパワーを消耗し、さらに悪いことに、カゲの女王は、観客席にいるキノピオやらクリボーやらを闇へと吸い込んで傷ついた体を完全に回復させてしまいました。
仕切り直しよりも質の悪い状態…。
えっと…へへへ、さっきの「仲間にならないか」ってご相談、まだ有効です…?
3|これが「ピンチがチャンス」ってやつ!
旗色が悪いので悪の親玉にゴマをすろうと手をニギニギしだした瞬間、うんともすんとも言わなかったスターストーンが輝きだしました。
(なんだ…待てばよかったのね。)
スターストーンの力は、ヤミに覆われたこの世界の端から端へと届きます。かつてマリオが救ってきた人々の祈りを受けながら。その祈りは、今まさにカゲの女王と向かい合うマリオたちのもとへと届き、眠っていたはずのピーチ姫の力を呼び起こしました。
HP150、こうげき力7、ぼうぎょ力1。ピーチ姫が力を使い果たしてしまったことにより、カゲの女王本来の力が発揮されます。
こうなったら、もはや出し惜しみはしません。とりあえず全員の見せ場を作るため、仲間をとっかえひっかえしながら着実にカゲの女王の体力を削っていきます。
そうこうしているうちに、観客席に人が戻って、会場は一気に押せ押せムードに。ここまで来て下手な失敗によるGAME OVERは見たくないですからね。
コントローラーを握る手も熱くなるというもの。
………
……
…
倒しました。カゲの女王を完全に討ち果たし、その部下であったマジョリン、マリリンは逃走。ランペルも。そしてその身の無事を危ぶまれたピーチ姫もなんともありませんでした。
4|コミュニケーションはもっと取ろう!
そうです。すべての決着がつきました。
最後にこれまで旅を共にしてきた7名の仲間たちに見送られながら、本ッ当にいろいろあったゴロツキタウンから自分たちの故郷へと帰ります。
エンディングはいろいろありますが、ここでは最後に仲間たちのそれぞれの感想を述べてシメとしたいと思います。
_/_/_/クリスチーヌ_/_/_/
最初の仲間であるクリボーの女の子。「ものしり」の能力のお陰でセリフも多く、やはり一番長く画面に映ってました。所々毒を吐くので、セリフを見ていて飽きなかったです。にしても、いやぁマリオを2回行動させる「おうえんキッス」は特にボス戦で輝きましたね。
_/_/_/ノコタロウ_/_/_/
フーディの似合う内気なノコノコの男の子。臆病と思いきや、ふとした時の照れ顔など意外とあざとい一面があります。アクロバットコマンドは成功させにくいですが、バッチリ決めるその身のこなしに驚きました。防御もあって敵集団にも攻撃できる地上戦の王者。
_/_/_/クラウダ_/_/_/
元舞台女優で…元ネタとなったキャラが分からない。要所要所で大人らしい発言をしてくれ、その背中の逞しさに見惚れて「クラウダさん」と反射的にさん付けで呼んでしまいます。実は、雑魚との戦いで最強格といっても過言ではない存在で、クリア後もお世話になります。
_/_/_/チビヨッシー(ムーニー)_/_/_/
自分の仲間に名前を付けてやれるなんて。とにかく、生まれたてだというのに、立派に戦える戦闘民族でした。移動時に跨ることでマップ内を素早く移動できますが、ちょっとかわいそう。アクションは、簡単なのに相手に合わせて的確にダメージを与えられる万能選手。
_/_/_/ビビアン_/_/_/
最もドラマチックな仲間入りを果たすカゲの一族。最後の最後までしっかりマリオに入れ込んでたのが印象的でした。困ってる時に手を差し伸べてくれる人って素敵だよね。敵がどこにいようがダメージを与えられる優秀な魔法使いですが、おぽののコマンドミス率は高かったです。
_/_/_/バレル_/_/_/
舵輪のゼンマイ、立派なヒゲ、キャプテンハット…の老ボム兵。最初の感想でも書きましたが、一頭身なのに渋カッコよい…。エピソードもほかの仲間にはないビターなテイストで◎。戦闘面は思いのほか敵に対ボム兵性能がある敵がいて活躍の場が少ないのが辛い。
_/_/_/チュチュリーナ_/_/_/
チューさんの女怪盗。序盤から登場する割に、仲間入りが任意のイベントなので隠しキャラ扱いなんでしょうか?ほしのカケラ探しで連れまわしますが、割とアバウトな判定で近くにあるのに見つからない、なんてことがザラ。ぼうぎょ力無視のビンタは雑魚戦闘にもってこいでした。
前作『マリオストーリー』の仲間たちに負けないぐらい個性的で頼もしいやつらばかり。本当に別れが惜しい。
少し残念なのは、仲間同士の掛け合いが少ないってトコです…。もっとみんな出てきて会話でからんで…!マリオ⇔仲間のやり取りは相当なバリエーションがあるんですが、仲間⇔仲間で会話はあんまりしてないんですよ!
この次の作品ではぜひそういうイベントも…!と思ったけど、これはリメイクだし当時の次回作はぜんぜん作風が違うらしいので、望み薄…。
とりあえず<ゲーム感想>にそこらへんも含めてまとめておきましょうかね。
この物語は ひとまず ここまで。