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雑感|【ゼルダの伝説 知恵のかりもの】⑩この姿は貸しません
知恵のかりものプレイ記⑩
(ネタバレあり)
三女神の裂け目を閉じ無事ハイラルに平穏を取り戻したのもつかの間。無の空間から突如現れた謎の影に取り込まれ、カリモノゼルダが誕生してしまいました。
貸した覚えがないので当然訴えますが、奇襲にあってしまいあえなく偽ゼルダの逃走を許してしまいます。
やつの目的は三女神から認められたゼルダに成り代わって、大いなる力を労せず授かること。ハイラルの北方に広がる森に眠るというその聖地を目指して、ゼルダが奔走します。
1|ゼルダの無断使用:
<だから顔パスのセキュリティは危ないって>
聖域に足を踏み入れるものを拒むかのような、怪しげな霧に包まれた『いにしえの森』。何が「いにしえ」なんだろう。昔からあるってだけではなさそう…。
ともかくも大いなる力はこの最奥に眠っています。ただ誰もが簡単に足を踏み入れられないよう謎解きセキュリティが施されていました。
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謎解きはこの玉っころを所定の台座に置くだけ。ただし台座は広大な森の中に配置されているので、それなりにうろちょろする必要がありました。
それぞれの台座に玉を置くと見慣れた北条家の家紋3つの三角形が浮かび上がり、森の最奥へと続く道が現れます。
そこでまっていたのは…
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樹齢何年ぐらいなんでしょう、ここのところよく出るデクの樹サマが聖域に鎮座しておりました。ということは眼の前の台座には、あの剣が…
なっ……?ない!?
リンクの持つ剣は今回あの剣ではなかったので、勇者によって引っこ抜かれた訳ではなさそうです。もしかしたらあの剣を借りっぱなしにしてた勇者がハイラル史上にいたのかもしれません。延滞料すごいことになってますよきっと。
さてそれはともかく…初対面のはずなのにデクの樹サマと話が噛み合いません。それもそのはず。本物のゼルダが訪れる前に偽ゼルダがここを通り過ぎていたのです。
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デクの樹サマまでもが騙されて通してしまったあとだとのこと。ウロのような目だなと思ってましたが、文字通り節穴だったようだな…。
ゼルダが偽セルダに追いついたときには時すでに遅し、大いなる力は敵の手に落ち…たのではなく一つずつゼルダ、偽ゼルダ、そして空間の裂け目へと飛んでいきました。
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2|勇者の剣、返します:
<今度はこちらが救う番>
偽ゼルダと大いなる力の欠片を追って裂け目へと飛び込んだゼルダとトリィ、そこはまさしく混沌とも呼べる場所で、今まで訪れたエリアの断片が無秩序に散らばる空間でした。
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ここまで来ている以上、使えるものは全部使いながら進みます。ラネールで見つけた雲が大活躍。
幅1マス✕長さ2マス✕高さ0.5の、あのベッドと同じサイズなのですが、最大の特徴は雲故に空中で静止できること。つまり階段状に配置し続ければ上へと進んでいくのも楽勝です。とんでもないモノを借りちまった。
え?雲に乗れるのはそもそもおかしい?何言ってるんですか、ゼルダ姫が雲に乗れないわけ無いでしょう。
奥に待ち受けていたのはやはり偽ゼルダ本人(?)。偽の本人って言い方で合っているかはわからない。
そして、かつての自分と同じように水晶に捉えられたリンク。
大いなる力を巡る戦いが始まります。
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大量の魔物を呼びだしてくる攻撃を得意としており、やはりトリィの力を借りるゼルダと同じように、本物そっくりの攻撃を繰り出してきます。
取り絶えずダメージを与えてくれればいいと引っ切り無しに魔物を繰り出すところとかそっくり。
…その空中をひらひら舞うやつ本物のゼルダにもやらさせてくれないかな…。
宙を舞う偽ゼルダを叩き落とし、ひたすらに切り刻むことで勝利。リンクの下へとたどり着きます。
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水晶を壊す方法、それはリンクがゼルダを助けてくれたときと同じように、水晶を弓で傷をつけるという方法。リンクもゼルダと同じように内側から叩き割って脱出。
ついに恩人との再会を果たします。このまま帰れば…と言いたいところですが、元凶を断てていません。
決戦へと向かう前にここまでずっと借りっぱなしだった勇者の剣をリンクに返却します。
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3|主役の座も返します:
<同時に動いている楽しさ>
リンクを助け出しその剣を渡すことで、ここからはリンクのターン…というのは半分あってて半分違います。
ゼルダを動かしながらリンクと協力するターンの始まりです。最後の最後のイベント。
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ヌゥルが逃げ込んだ先はヌゥルの体内。最後のダンジョンらしく黒と紫の毒々しいダンジョンです。
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光の子たちじゃんこれ…。
このダンジョンの最大の特徴はリンクといっしょに行動したり、ゼルダがリンクをあの手この手でスイッチまで移動させたりする疑似協力謎解き。
リンクはAIで動いてくれるのでハコをおいたらジャンプして登ってくれるし敵をおいたら切り刻んでくれます。
いやその子足場だから切らないで…って何度かなりました。もう敵と見たら何が何でも切りたいみたいです。頼もしいけど怖い。バーサーカー。
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ライネルの影までも倒して、いよいよ今回のラスボスヌゥルに挑みます。
あれもそれもカリモノだったし魔王ガノンはこの世界にいないのかな…。
4|ハイラルを取り戻します:
<やっぱり光の子となんか関係あるよね>
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無の象徴ヌゥル。やつを追い詰めたのはいいですが、大いなる力の欠片を取り込んだことにより力が激増。塞いでいたはずの裂け目が一気に広がり、ハイラルの地を再び飲み込み始めます。
無数の腕を振り回しながらリンクとゼルダに襲いかかってきますが、ここでもリンクはゼルダの意図を瞬時に組んでくれる勇者でした。
ゼルダが敵の腕を引っ張れば切りつけてくれるし、動きを押さえればチャンスとばかりに駆け寄ってきます。出会ったときからツーカーの仲。
コレまで全部自分とトリィでやってたことを、リンクが半分受け持ってくれることでサポートに徹せるのがいい。
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ある程度ダメージを与えるとリンクと離れ離れになり二回戦。逃げるヌゥルを追いながら腕を落とし、更に追い詰めます。
リンクと合流して三回戦。やることは一緒ですが、ここまで来ると暴走に暴走を重ね、ガノンのカリモノを連発してくる事態に。
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ガノンの扱いが“ヤリブタブリンLv4”みたいなの何。
攻撃は熾烈を極めますが、リンクがいればだいたい安心。たまにベッドを出して寝ながら戦っていたのはナイショです。
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ヌゥルから大いなる力を引っこ抜き、ついに撃破。
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次回、全体の感想へ。