雑感|【ペーパーマリオRPG】④イッツミーマーリオ!は通用しないの…?
ペーパーマリオRPGプレイ記④
(ネタバレあり)
幻想的な白黒のふしぎの森で、ふしぎな生物プニ族たちの協力を得て、彼らの守るスターストーンを譲り受けました。
元舞台女優のクラウダさんを加え、順調に次へと歩みを進めます。どうやら次に進むべくは、空中に浮かぶ巨大都市ウーロン街。
移動手段は飛行船だそうなので、まずは飛行船のチケットを入手するところから始まります。
1|物語は"裏"でも進行中
マリオがペケダーと殴り合っている裏では…
QTE(タイミングよくボタンを押せと突然言われるやつ)で自分のホログラムとダンスさせられるピーチ姫とか
突然始まるスーパークッパブラザーズとか幕間の展開も小ボケが利いてます。
ルイージの冒険譚も更新…って同じように仲間ができてる!兄の前で張り切ってるのか内容をちょっぴり誇張して報告するルイージも、なかなか面白そうな冒険を繰り広げているようです。
で
チケットですが、このゴロツキタウンの西エリアを管轄しているモンテオーネという人物が持っている可能性があるので譲り受けなさい(意訳)とのこと。
ゴロツキタウンの西エリアは思っている以上に整備されていて噴水や花壇なんかもあり、ショップや駅まであるゴロツキタウンにしては比較的治安のいい場所です。住民ものんびり暮らしているようですし同じ認識の様子。
なるほどモンテオーネはなかなかのやり手…
隙あらばキナ臭い方向にもっていく『ペーパーマリオRPG』。ちなみに両替機は「1モンテ=3コイン」の交換レート。使える通貨の単位のほうを小さくすることで、実際支払った金額を分かりにくくするアレです。怪しさの方向性がガチすぎない…??
モンテオーネにたどり着くチャートは、
という手順を踏みます。
出会う人出会う人がみんなスネにキズのありそうな人ばかりでやはりゴロツキタウンという名は伊達ではないなと再確認。
どうにかこうにかモンテオーネのもとにたどり着きますが、そこで待っていたのが…
ゴロツキタウンとんでもない場所だ…。東はならずもののシマ、西はファミリーのシマ。「荒っぽい」じゃすまない街です。治安を守っているのが警察でもなく、町長でもなく、このモンテオーネだとは…。
一人娘が若頭駆け落ちしたので連れ戻せば飛行船のチケットを渡すという約束を交わし、まだ街にいるというモンテオーネの娘たちを探し出します。
こういう場面で安易に契約とか結んじゃいけないんですが…まあ彼はマリオですし、なんなら本人はプレイヤーが感じるような治安がどうのこうのってあんまり気にしてなさそう。マリオは物事をフラットにみているのかもしれませんね。
おぽのは交わした約束は必ず守るタイプなので、見つけ出したお嬢さんたちは…お嬢さんたちは…
最悪戦闘になってもアクションコマンド成功させまくれば、この場を切り抜けられるのでは。コントローラーをテーブルに置いて固定し、タイミングよくボタンをしっかり押せるように指を構えます。
そんな感じで怯えながらイベントが進むと、この後娘もやってきてひと悶着。なんだかんだうまいこと収まって、ゴッ●ファーザーの愛のテーマ的な音楽を背景にしっとりと終了。今回の働きを認められてようやくチケットをゲット。
へへっ…チケットさえいただければ何でもいいんですよ、ええ。
2|ネームバリューは通用しない
ウーロン街!
燦々と照り付ける太陽の下、まるでテーマパークのような広場。そして何よりここには空中に浮かぶ巨大な闘技場あるというとんでもない街です。
スターストーン探し、と思いましたが、意外にも早いところで見つかりました。チャンピオンベルトの飾りにスターストーンが使われているよう。ということは、話は早いですね。
ここの闘技者として参加し、チャンピオンになってしまえばよいのです。なぁに、ここまでの冒険の実績を考えれば、こんな狭い中で戦っている連中なんて赤子の手をひねるよりもラクチン。困ったら殴り飛ばして解決できるのが、アクションゲームの主人公らしくていいですね。
ということで、さっそく参加依頼のため、闘技場プロモーターの「ガンス」に話を通します。
個々のルールは、戦い抜いてランクを上げると現チャンピオンとのタイトル戦に臨めるとのこと。なるほど、ではチャンピオンとのタイトル戦から始められるかな?なんたって、マリオなんだからね。
無名のファイター「グレート・ゴンザレス」が誕生しました。しかもランクは最下層。つまり勝ち上がり続けないと、スターストーンはおろか、無名のままくすぶることになるのです。
ウーロン街の戦いなんですがこれまでとちょっと違っていて、プレイヤーとしては好きですね。
毎試合毎試合、プロモーターから勝利条件のお題が出されるので、それに従って戦わないと、勝利したとみなされないというルールです。「卑怯だからアイテムを使うな」「仲間をコロコロ入れ替えるな」「ダメージ受けてから戦え」「マリオは攻撃してはいけない」など縛りが発生します。
あくまでも闘技者のガチンコバトルだけではなく、ショーの一面もあるので盛り上げるためにピンチを演出しなさいというオーダー。
変わり種もなかなかいい感じです。
そして序盤の難敵、序列10位「こうてつウォリアーズ」です。赤の靴の兄と緑の靴の弟のアイアンシンエモン兄弟。
それぞれHP6、こうげき力4のへたれプーなんですが、ここにきてぼうぎょ力が「ふめい」という謎のステータスを持っています。
どうやら、ダメージを一切受けないという特殊仕様。自慢のツラヌキナグーリの効果も効きません。理不尽な理由で初敗北。
どうすればよいのか攻めあぐねていると、ウーロン街のキッチンカーで拾った謎の卵が孵ります。
チビヨッシーの卵だったのか…。生まれたばかりなので名前を付けてほしいと、本人から言われたので「ムーニー」とします。
チビヨッシーのムーニーは、連続ヒップドロップのほかにぼうぎょ無視の飲み込み攻撃を持っており、これ見よがしにアイアンシンエモンメタのキャラクター。ついでに言うと声もかわいい。
上位のリーグに進出したグレート・ゴンザレス。この調子でガンガン倒して前へ進んでいきます…。
3|ジャンルが急に変わるじゃん
上位のリーグに上がったとはいえ、順調すぎて退屈していたころに思わぬエンカウントが。
ウーロン街にお忍びで来ていたクッパとの突然のバトル。(クッパも格闘技とか好きなんだろうな…)直前の戦いで疲弊していることもあり、かなり苦しいタイミングでの闖入者です。
宿敵との戦いは、ある程度緊張感がないとですね。いや、でもステータス見たらこの時点だと結構ガチっぽい能力でした。いつものラスボスはやっぱり格が違うな…。
武闘会編的なノリでここまで進んできたのですが、どうも雲行きが怪しくなってまいりました。
というのも選手の行方不明が多発していたり、ゴンザレスには謎の人物からのメールが届けられたり、毒入りケーキで仲間がダウンしたり、チャンピオンベルトのスターストーンが偽物だったり、後半からは怒涛の謎ラッシュが始まります。
見るからに胡散臭いプロモーターの「ガンス」、敵なのか味方なのか判断に困る敏腕秘書「キノシコワ」、やたらと目の敵にしてくる現チャンピオン「ゴールド・ホーク」、謎の人物・Xからのメール、そして失踪した前チャンピオン。
闘技者興行をやりつつ、その裏にうごめく陰謀を突き止めるため、闘技場に隠された情報を集めることになります。
4|デカいガボンはいつでも強敵
タイトル戦直前、控室に閉じ込められるという妨害があったものの、格闘技のほうは無事ゴールド・ホークとの戦いを迎えられます。
これまで毒ケーキを送ってきたのも、戦うのをやめるようメールをしてきたのも、そしてグレート・ゴンザレスを閉じ込めることで不戦勝を狙ったのもすべてこのゴールド・ホークの策略でした。
いいでしょう。そこまでしてくるのならば、ヒールとして、このリングの上での役目を果たしてもらいましょう。
今まで封印していたバッジももりもりにしてやります。
無事当初の目的である、チャンピオンベルトは手に入れられましたが、まだ解明されていないことがあります。失踪事件、そして本物のスターストーンのありかです。もう少しだけ調査が必要。
そうだ、チャンピオンの部屋だけはまだ調べられていませんでした。
チャンピオンの部屋の通気口はプロモーターガンスの部屋に直結していました。
(えっ、やだ…双方の部屋を行ったり来たりで空気の循環ができてないのでは…)
失踪事件の犯人、そして、先代のチャンピオン「プリンス・マッシュ」が消えた原因、スターストーンのありかを知っている人物、それこそがプロモーターのガンスでした。
強い闘技者を集めつつ、スターストーンを利用した機械を使ってのエキスを吸い取ることで、自分の体の健康を保つのに使っていたのだとか。
スターストーンの危険な活用方法が判明しました。そういうこともできるのか…扉を開くだけのカギだと思っててごめんな…。
真実を知ってしまったグレート・ゴンザレスたちをなき者にするため、これまでためていた闘技者たちのパワーを受け取って、ガンスは「マッチョガンス」となり立ちふさがります。
つえーんだこれが…。
苦戦しつつも勝利スターストーンの奇跡の力でなんも官もうまくいってめでたしめでたし。