マンガ怖い

マンガを勧められると困ります。
マンガの一巻目が無料とかも危険です。

面白かったら読んでしまうじゃないですか。
去年であれば『キングダム』
今年は『鬼滅の刃』

年明け、家人（高１）が「鬼滅の刃が面白いと先生に勧められたから、Kindleで買っても良い?」と聞くので軽く「どうぞ」と答えたんです。そしたら18巻入ってるんです。Kindleに全巻（当時）丸ごと。

私は土曜はだいたい、オフィスで経理ほかこまごまとしたことを整理します。1月のとある土曜、オフィスに向かう電車で何気なく『鬼滅の刃』の1巻を読んだんです。そうしたらオフィスについても読むのが止まらない。午前中が全部アウトです。鬼滅タイムです。

さすがに途中で我に返り、この巻を読んだら次は明日にしようと思ったんです。

「それにしても1巻を何分で読んでるんだろう？」

次の巻で、何分かかるかを確かめて終わりにするつもりでした。ふうん、15〜20分か。あと6巻なら2時間、16時には読み終わるか......全巻読了。

「あああ〜、1日が終わってしまった！！」

でも、キングダムは昨年の夏にコミックサイトで購入し、それなりに時間をかけて読みました。55巻を2週間。

気になるコンテンツを一気読みができる便利な世の中になりました。デジタルコンテンツを、欲しいときにすぐ大人買いできるありがたさを感じていたら、厳しいといわれていた出版社にも、上向きな情報もチラホラ出てきていました。

集英社、当期純利益が前年の4倍弱となる98億7700万円を計上。100億円に迫る〝画期的な数字〟をたたき出した（2019年9月6日）
https://www.shinbunka.co.jp/news2019/09/190906-01.htm

講談社が大幅増益（2020年2月20日）
https://this.kiji.is/603116977618748513?c=491375730748638305

マンガ以上に好きなコンテンツがあります。変人です。変人コレクターですから。エッジのたったプロフェッショナルな人たちは最強のコンテンツです。探偵、弁護士、公務員、パラレルワーカーなど仕事に夢中な人のリアルな話は猛烈に面白い。「一気読みならぬ、一気閲覧できる変人図鑑を拡充しないと！」とマンガを読み終わって強く心に決めたのでした

＊ちなみに私の推しキャラは禰豆子（ねずこ）です。

（小林利恵子）

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