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VO2 slow component を実践にどう活かすか
前回の記事ではVO2 slow componentの概要、言い換えれば高強度運動時の酸素摂取量(VO2)がどのような推移を見せるか、についてご紹介し、何故これが生じるか、さらにこれをインターバルのメニュー作成時にどのように活用できるか、について持論を述べました。
今回は続編といたしまして、この”VO2 slow componentを左右する要因”についてご紹介し、それをどのように現場に応用するか、を考察していく記事にいたします。
おそらく前回より実践的な内容になっております。
何によってVO2 kinetics(VO2動態)が変わるか?
それが解れば長所や弱点を見つけ出せたり、あるいは練習が上手くいった際や、逆に辛くて追い込み切れずに終わってしまった際に原因がどこにあったのか?これらを探ることがより容易に、また詳細に行える、と私は考えています。
しかしながらニッチな記事であることは変わりありません。必ず役に立つとは思いますが、あくまで私が書きたいから書いただけ、という点をご承知の上で今回もご購入いただければ幸いです。
なお、流石にくどいし長いのでVO2 slow component自体に関する解説は今回の記事では行いません。
そちらは前回散々お話しましたので、お手数ですがひとつ前のこちらの記事をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
正直、こちらの記事だけでも役には立つので前記事は詳しく知りたい方に買っていただければ十分ではあります。
が、前記事を読んだ上でこちらをご覧いただければより役に立つかとは思います。
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