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「カラフル」読んで、自分の人生をもっと真面目に生きてみたくなった
昔から本はたくさん読むわけではないけど、それなりに読んでいるつもりです。
そんな読書も最近、仕事がほぼテレワークになった関係で集中的に読むことが増えまして、今まではビジネス本や趣味関連の本などがメインだったのですが、余り手を出さない小説もちょこちょこ読むようになってます。
思ってることを伝えたい、もっと感性を磨いてみたい。など色んな気持ちの変化からだと思ってます。
伝え方のビジネス本なんかもありますが、日常でなかなか出会えない語彙や、こんな比喩表現もあるのか、といったストーリー以外で得られることも多いんですよね。あとは私が関わってきた人間関係が少ないこともあって、フィクションの中とはいえ多人の考えることや生き方を知ることができてます。
ひとまず今日読んだ森絵都さんの「カラフル」を読んで感想を自分の言葉で文にしてみたいと思い、書いてみます。
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文章はわかりやすくボリュームもコンパクトなので、2、3時間で読めるボリュームでした。
主人公が中学生なのもあって、帯にもある通り主に中高生向けかなと思いますが、社会人でもサラッと読めて幸福度があがるので誰が読んでも楽しめると思います。
感想だけ。
読んでない人への本の紹介ってわけではないので、ネタバレありです。
総評としては面白かったです。
物語としては罪を犯した主人公の魂が誰かの体に入って人生をやり直す。というストーリーなのですが、人との関わりかたに対しての考え方が組み込まれており、小説ながら学べる部分があります。
有名らしいので何気なく手に取ったのですが、丁度私の今の精神状態とリンクしていて、読んで前向きになれる内容でした。
個人的に好きなキャラは、主人公の兄。
僕も長男で弟がいるので、不器用な感じが好きでした。
読んでる中で印象に残ってるのは下記あたり。(要約してます)
母親が主人公の真に対して気持ちを綴った手紙に書いてあった
「自分で勝手に作った型の中に真(主人公)を押し込めてた」
お見舞いに来たクラスメイトの唱子が主人公を他の男子とは違う特別な人間だと言ったこと対し、真が反論した内容
「ただの普通の少年なのにみんなが極端に美化したり変わり者だって決めつけるから身動きがとれなくなった」
そしてタイトルのカラフルに対してのアンサーみたいなのが、酷い家族だと思っていたのに、父や兄の思ってもいない一面を見た際の
「黒だと思ってたものが白だった。なんて単純なものではなく、たった一色だと思ってたものがよく見ると実はいろんな色を秘めていた」
ってあたりでしょうか。
決めつけ
その人の一面だけ、少ない情報から、この人はこうだ。と決めつけること。
汚い面を見たからこの人は汚い人だ。良い人だ。嫌な人だ。などなど枠にはめて結論づけてしまうこと。
僕もよくやってるし、他の人も僕に対して決めつけているんだろうなと感じました。
この本は人間そんな単純じゃないよ、清廉潔白で完璧な人間なんていないし、ヤンキーだって猫を助けるんだよ、みたいなことを伝えたいんだなと受け取りました。
今まで私は表面的で他人も関わることも多かったような気がしてるんですが、時間をかけて人と深く関わっていきたいなと思いました。
そして生き返った主人公のように、もうちょっと自分の人生を真面目に生きてみたいなと思いました。
(いちばん重要な感想の部分が読書感想文のますがたりなくて無理やり雑にまとめたみたいになってるな。。)
そしてカフェで本を読了後、高鳴る気持ちのまま立ち寄った本屋さんでビビッと来た本を購入(笑)
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