6年生が始まった
やばい。
ついに6年生になってしまった。
それが何を意味するかというと、夏は就活、秋は2ヶ月に及ぶ卒業試験、冬には6年間の医学部生活のラスボス・国家試験があると言うことなのだ。
そしてタスクを先延ばしにする癖のせいで学力のおぼつかない私にとってどういう意味があるのかと言うと、そろそろまじでやばい、ということなのだ。
ゲロゲロピー。
これは私の心理状態を表した擬音ではなくて、実際に私の体から出ている音である。
四月に入ってから仕方なく勉強を始めてみたら、これはこれで知識の増える喜びや、やるべきことをやっている満足感があって、日々が充実しだした。しかし体は嘘をつけないようで、最近ずっと体調が悪い。特にお腹が。
2年生の時に、腹痛が治らず、器質性疾患を本気で疑って駆け込んだ総合診療科で、「過敏性腸炎なのでストレスを避けてね」と言われて呆気にとられた。こんなに痛いのに心の問題なはずがない。しかし従順さが売りの小市民らしく、痛くなった時に「気のせいなのだ」と自己暗示をかけるようにしたら悔しいほどスーッと治っていったので、以来心因性の疾患をバカにはできない。
そして4年生の夏、CBTという大きなテストの2週間前に扁桃炎となり、治ったもののテスト当日は謎の発熱があって、自分の確定診断がわからないままゲーゲー言いながら問題文上の他人の病気を診断する羽目になった。
そして今、6年生になって焦りだした途端、体調が悪い。医学部は偶数年が大変だと聞いてはいたけど、顕著に体調に現れすぎでは。
頭が冴えないし、お腹が痛い。救急外来で実習中に腹痛になった時は、ちょうど来ていた尿路結石の患者さんと同じくらいトイレで唸っていた。ゲロゲロピー。
なんとストレスに弱い人間なんだろうか。
四月にしてこれだと先が思いやられすぎる。
ネトフリを見たり、本を読んだり、リラックスする時間もとってはいるが、どうやら作品を選ぶセンスがないらしく、逆効果を発揮している。
弟に勧められるがままに、Walking dead を見始めたら、ゾンビがグジュグジュになるシーンばかりで更に気分が悪くなった。でも先が気になるから吐き気を催しながらも見てしまう。罪深きスタッフ陣かな。
Glee も見始めたが、まだ最初の方だからか、スクールカースト下位の生徒たちがいじめられているシーンが多くて心が痛い。かわいそうだよそんなの。
父が買ってきた「三体」という本を読み始めたら、オープニングから文化大革命で学者が鞭打ちで殺されるシーンなのでこれもよくなかった。
踏んだり蹴ったりである。
皆さんもストレスにはお気をつけて。
ネトフリで笑える番組があったら教えてください。Brooklyn 99 を見終わった途端ネタが尽きました。