ロンドンで熱帯医学を勉強するドン①〜経緯と応募
どうも、おぺろんです。
医者3年目、退職してロンドン留学します。
London School of Hygiene and Tropical medicine
初期研修医2年間をやって、3年目は働かずにスペインに行こう。せっかくヨーロッパ行くなら舞台好きだからロンドンにも行こう。
ん、ロンドン?そういえばあれがあったな、と思い出したのが、London School of Hygiene and Tropical medicine。
大学生の頃に熱帯医学の研究室で研究させてもらっていました。そこの大学院生たちが通っていたのが、このロンドン大学衛星熱帯医学大学院。ハーバードやジョンズホプキンズと並ぶ名門らしいです。
天候が悪くて病みそうだったから植物園の温室に通ってたとか、1番の美味しかったのはインド料理だったとか、当時は先輩が話してくれる笑い話を楽しんでいただけでした。
結局自分は研究者になる脳も、発展途上国に乗り込むための丈夫な胃腸も持ち合わせてないと気づいたので、日本の臨床に出てみたわけですが、何かしらの形で熱帯地域や発展途上国の医療には関わりたい気持ちは残っていました。
先輩たちが通っていたのは、Diploma in tropical medicine & hygiene(DTM&H)という3ヶ月のコース。対象は3年目以降の医師で、開催期間は9-12月。
冬のロンドンは病みそうだけど、何か出会いがあるかもしれない、飛び込んでみよう、と軽い気持ちで決めました。
英語能力試験PTEを受験する
入学試験はありませんが、非英語圏の人はIELTSかPTEを受験して英語力を証明しなければなりません。
IELTSは大学の頃に授業で問題を解いたことがあるのですが、writingが大の苦手で、これを受けなきゃいけないならイギリスなんて行かないとまで思っていたほど。でもPTEは聞いたこともない試験だったのでIELTS一択でした。
秋ごろに本を買ってみたのですが、全然やる気が起きず、そのまま2月に。あはは。コース自体の応募締め切りが春頃であること、試験に一回は落ちることを考えるとあとがありません。
Professionalなproceastinatorを自負する私ですが流石に焦ってネットサーフィンした所、私の苦手なwritingに関してはPTEの方が簡単とのこと。
善は急げ、5日後のPTE試験を申し込みました。全部AI判定の試験なので、試験形式が他と全然違います。特に大変だったのが、Repeat the sentenceという、リスニングした一文を声に出す問題。writingは型通りにFirst, Secoundって書いていいらしかったので安心でした。
5日間オンラインのサンプル問題を解きまくって、受験。パソコンで解くのですが、一問一問シビアな時間制限があるので後悔する間もなく、あれよあれよと終わり、AI判定なので心の準備をする間もなく2時間後には結果がメールで送られてきました。
すれすれで合格してました。
応募
いつコースの応募が始まるのか毎日サイトをクリックしてましたが、4月頭についに開始。フォームに経歴や応募動機を書き込むだけで比較的楽でした。
ただいちいち用語を知らないので、自分の学位は英語でなんていうのか、経歴のresponsibilityにはなんで書けばいいのか、微妙にわからないことがあって、アメリカの病院に行った友達や先輩に相談させてもらいました。
合格
応募した1週間後に、offerのメールが来ました。募集期間が終わってもないのに。
サイトには早い者勝ちと書いてあったので、落とされることはないだろうと思いつつ、医者経験3年目以上、中低所得国が優遇されるとも書いてあったので、医者は2年間しかしておらず高所得国でちょっと不安だったので安心です。
次回、準備編です。