イタリア国立音楽院受験 出願手続き・ビザ申請・滞在許可申請
こんばんは。今日は日曜日。みなさんは休日は何をして過ごしますか?私はもっぱらインドア派で、アラームをかけずに寝る(最高に幸せ)、散歩する、洗濯と掃除をする、、がいつもの過ごし方です。人と関わり、刺激の強い毎日を送っているので、1人でゆっくり過ごす時間はとても貴重です。
長期休暇の時は友達とアウトドアな過ごし方をするのも大好きです!今年の夏休みは、友達の山の家と、海に遊びに行く予定!とはいえ私の夏休みは勉強、勉強、オペラ、勉強…..で丸々1ヶ月海や山で過ごすイタリア人にはびっくりされます。8月のなかばはそれでも日常から切り離されてリフレッシュ出来たらいいなあと山や海でのバカンスを計画しています。(8月の半ばのミラノはびっくりするくらい人がいなくて、お店も全部閉まっているんです..しかも死ぬほど暑い….)
さて、今回は音楽院の受験の出願について解説していきたいと思います!
まず音楽院の留学準備時に参考にするべきサイトのご紹介です。
こちらイタリア文化会館のstudy in italy というサイトは、留学に関する情報が全て掲載されています。私もこのサイトを見ながら受験出願の手続きを行いました。
おおまかな受験スケジュール
3月〜4月
!まずは必ず受験する学校のホームページから受験日程を確認してください。ammissioneという項目に情報が記載されています!
出願手続き開始
イタリア大学省の高等教育専用サイト「www.universitaly.it」を通して留学手続きをします。
音楽院の場合、universitalyを通した手続きで出願は完了です。手続きが完了すると出願書類が受験校に送られ、受領されると音楽院より受験に関する情報がメールで送られます。
5月〜6月
イタリアで入学試験を受ける。受験後1ヶ月以内に結果がわかります。
※合格した場合、受験後に日本でビザの申請をする必要がありますが、日本に帰らずに入学までそのままイタリアに残る方法もあります。↓
受験前にビザを申請する
universitalyの出願のサマリーがあれば、受験前(渡航前)に学生ビザを申請することができます。受験前にビザを取得すれば、受験後日本に帰らず入学までそのままイタリアに残ることができます。ただしこの場合、受験のためであっても入国後1週間以内に滞在許可証の申請をしなくてはなりません。(別途記載)
(私は受験前にビザを取得しました。)
*ビザの申請は少なくとも渡航の3週間前にするようにと記載されています。
ビザ必要書類
・長期Dタイプの所定のビザ申請書(記入はローマ字で)
・カラー証明写真(35×45 背景は白、6ヶ月以内の撮影)1枚ー申請書に貼り付け
・パスポートとそのコピー
・戸籍謄本と発行後1週間以内の住民票(日本国籍保有者の場合)
・universitalyからプリントした出願記録(サマリー)
・universitalyを通して音楽院へ送った卒業証書
・等価証明書
・住居に関する書類
・留学資金の証明
・滞在の全期間をカバーする、医療費の項目が無制限の海外損害保険の契約書*
(・申請料)
(・普通定型封筒に575円分の切手を貼ったもの 大阪のみ)
下のリンクより大阪領事館のビザ申請要項、必要書類が確認できます。
そして下のリンクより東京のイタリア大使館のホームページに掲載されているチェックリストが確認できます。
*保険の契約書ですが、さすがにまだ合否もわからないし、留学できるか決まっていないのに1年分の保険料を払うのはリスクがありますよね。私が大使館に電話で相談したら3ヶ月分でいいと言われましたので、大使館もしくは領事館に電話して相談してみてください。
イタリア大使館連絡先
私が受験した時は、大使館のホームページは修復中でアクセスできませんでしたが(泣)現在はちゃんと稼働しているようです。
一応ビザの申請はネットでの予約制となっていますが、昨年ビザを申請した友人からは機能していないという話を聞きました….私は電話で予約したので、その場合電話で尋ねてみればいいのではないでしょうか。
受験後にビザを申請する
もちろん受験後、日本に戻ってビザを申請することも可能です。申請の流れは上記の受験前と全く同じです。
滞在許可証の申請
ビザは、長期に渡って滞在するために入国するためのもの。そして長期滞在に必要なのは、滞在許可証(permesso di soggiorno)です。滞在許可証はビザを持って入国した1週間以内に必ず申請しなければなりません。
滞在許可証の申請手続きに関してはこちらのブログが大変参考になりました。
【注意!】等価証明書
注意すべき書類、等価証明書。
等価証明書とは、日本で取得した教育的、専門的資格(つまり学位)がイタリアで認められているものと同等であると証明するものです。この証明書の発行にはかなり時間がかかりますので、出願手続きの1ヶ月前には準備を始めておくことをおすすめします。
具体的な取得方法は下記のページに記載されています。
以上簡単な受験と各種手続きの流れでした!
書きながらいろんなことを思い出して疲れました……おそらくこの手続きが何よりも大変です。イタリアに来てしまえばこんなに大変なことはおそらくはありません。