ビジネスの基本を学び、顧客価値を創造する
HBR(ハーバード・ビジネス・レビュー)マーケティングの教科書という書籍を読んで感じた所感をお伝えしたいと思います。
まず、1番の感想をヒトコトで言ってしまいます。
この本を読んで、マーケティングは顧客(ユーザー)のニーズを満たすサービスを提供するものという観点から一歩先へ進むことができました。
そもそも、この本を読んだ理由として3つあります。
1つ目は、所属している企業でマーケティングを担当することになり、基礎知識の取得と今後どのような流れで対応していくべきかの方針を立てられるようにならなくてはならない立場になったからです。
2つ目は、施策を考えられるようになった上で、上層部を説得するための方法論を学びたかったという理由があります。
最後に、この悩みを解決するための手段が提示されているのではないかと思ったからです。
次に、具体的に何を学んだかという点については、3点に絞りました。
1つ目は、「顧客の需要を満たすことを放棄しない」。当たり前のことのように聞こえると思いますが、この顧客は自社のターゲットではないため、要望に答える必要がないと企業側で切り捨てているケースが大半だと個人的には思っています。製品・サービスを中心に据えて戦略を考えるという根本的な間違いを修正する必要があります。
2つ目は、「幅広い知識を身につける」。マーケティング担当になってからは、マーケティングに関する知識のみをインプットすることに躍起になっていました。しかし、マーケティングの知識だけでは、抽象的な内容を述べて具体的な動作まで落とし込めるケースは少ないということに気づきました。(広告を打つと言っても、顧客が引きつけられるキーワードは何かまで特定するには別のスキルが必要)
3つ目は、「短期的に効果を上げることに注力しない」。これはいざ、担当者になってみると分かることですが、一番難しいです。上からはすぐに効果を出せとせっつかれることが大半です。なので、担当者は短期的に効果が上がりやすいFacebook広告やリスティング広告に手を出します。ここではき違えていけないのは、広告が悪いと言っている訳ではありません。リソースの8割以上を広告に割くのが間違っているのです。
最後に今回学んだ内容を自身の次の行動に活かしていくのかについてまとめます。
社内で意識改革をするために、まず身近な同僚などと現在の企業の問題点やこれから成長していくべきなどを雑談ベースに話していきます。自分はこういう考えたでやっていく必要があると周知して行きます。
そして、偏った知識ではマーケターは務まらないことを認識しましたので、読む本のカテゴリ割合を1割程度は新規のものに当てて行きます。そこで得た知識などを用いて、短期の施策だけではなく、長期の施策にも目を向けるべきだと上を説得し、どのような施策を行うかまで話せればベストです。スケジュール期限を短く設定されているのであれば交渉します。上から提示された内容をそのまま受け入れと辛くなるのは自分です。せめて1度は絶対交渉するべきです。
マーケティングをする上で、忘れてはいけないのが、「顧客が求める商品・サービスの特性を様々な知見を用いて探す」です。
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