空に思う、アナザースカイ
今朝の空には飛行機雲が残っている。最近、この時間帯では珍しい。ニュルンベルグ飛行場が近いので、いつかはもっと、たくさんの白い道筋が交差していたこともあった。
表情の違う日々の空に思う。
見上げると、思うことがある。 それは心に誰かがぽっと置いていくギフトのようなものであると。
気づくと、そっと置いてあるもの。誰がプレゼントしてくれるのだろう。優しい気持ちになる。
今朝も、なんとなく空の写メをして、朝食の準備のため冷蔵庫に向かい、果物やヨーグルトを取りだした。窓に背を向けた、その瞬間、太陽が照り始める。10秒もあっただろうか?じわじわと白い光のような、それも熱いエネルギーの塊が背中を照らす。
そのままで、そのまま。ありのまま受け止める。触らない事。これを受け取る。感じる。
いつもなら、ブラインドを遮光のために降ろしてしまう、その手を止めた。
触らない、変えない、静かに受け入れる、と、何かあるの?いや、何もない、なくていい。
そのままは、どんな気分か? 気持ちいい、嬉しい、ありがたい。良かったな。心地いい。
これが、そのままにして感じられたことだった。
眩しいと言ってブラインドを降ろしていれば感じ得なかった快感。
誰かの言うままに、あるいは、しらずしらずのうちに、何かになろうとする気持ちが働き、本当は大切な、ありのままを台無しにしているかも知れない。自然にやって来るギフトを受け取ることに失敗していたかも知れない。
あまり、頑張らなくてもいいんだよって伝えて来た。 いまこの瞬間、大切なギフトがあると言われたような気がした。
空に思う、アナザースカイ。
思いがけないギフトが舞い降りた。 さぁ、もう一度空を見上げよう。
stand.fm2024.08.23 投稿
※マガジンのアナザースカイ/もう一つの空の発想はこのブログから来ました。
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